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3月31日 石川真紀 放送後記

◆ゲスト:山本浩二さんの回◆
 
秋田で育った子ども時代、
プロ野球中継をテレビ観戦するのが
一家の団欒風景だった私にとって、
山本浩二さんはスーパーマン。
 
間近でお会いした浩二さんは、
逞しくて優しくて、
文字通り正義の味方という印象でした。
 
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生放送中、
ご紹介した浩二さんの涙交じりの肉声。
1975年、
広島カープが初優勝した時のコメントを機に、
広島の人々から郷土の英雄として
「ミスター赤ヘル」の名を贈られたという
記念の音声をスタジオでお聞きになりながら、
(コレを聞くと、今でも思い出すんです・・・)
といった表情で
私に向けてくださった温かな眼差し、
とても印象的でした。
(当時の音声は、
 RCC中国放送さんからご提供いただきました。)
 
そして、大学時代、
努力を重ねていた浩二さんは、
「阪神が注目しているぞ」という言葉を耳にして、
一層、奮起されたというエピソードも、
胸に迫るものがありました。
 
コツコツと一生懸命に、
自らの道を信じて歩んでいれば、
誰かがきちんと見ていてくれる ― 。
 
その後、
浩二さんが実際に入団されたのは広島で、
阪神には田渕さんが入団されたことからは、
ご縁、タイミングというものの大切さも感じます。 
 
野球人には、哲学があり、人生があるということ、
浩二さんのお話を伺っていて、
しみじみ感じておりました。
 
開幕したばかりの今シーズン、
大好きな野球を、
私ももっと楽しみたいと思います。 
 
 
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2012年03月31日