761

5月26日 団塊スマートライフ『昭和のくらし博物館』

『昭和のくらし博物館』
 
この日は「昭和のくらし博物館」(東京・大田区南久が原)からの
中継リポートをお届けしました。
 
 span
 
お話を伺ったのは
「昭和のくらし博物館」ガイドボランティアの
小倉紀子さんです。
 
昭和のくらし博物館は元々、一般住宅として
昭和26年に建築され
小泉家が40年以上――
小泉家三女の小倉紀子さんが
小学5年からご結婚するまで暮らしていました。
 
「昭和のくらし博物館」に生まれ変わったのは
13年前の1999年。
 
空き家状態だった自宅を
家財ごと公開する“博物館”としてオープン。
 
小倉 「私たちが使った家具や道具が
     そのまま残っていて、
     昭和のくらしが丸ごとここにある――
     ということなので、壊さないで
     皆さんに見ていただこうとオープンしました」

 
  間取り 
  
  1階…応接間 兼 書斎・茶の間・台所・座敷
 
  2階…洋間(四畳半)×2
 
  氷で冷やす冷蔵庫 
 
  上の部屋にを入れることで
  冷気が下におり、下の部屋が冷やされます。
 
小倉 「単純な仕組みですね」
 
  懐かしい 昭和の家財 の数々 

  展示されている家財の一部をご紹介。
 
  ちゃぶ台(食事が再現されています)
  パン焼き機(戦闘機の廃品で作られています)
  おひつ・火鉢・黒電話・真空管ラジオ
 
吉井 「今のラジオの何十倍の大きさです」
 
小倉 「今でも聴こえます。
     文化放送も入ります」

 
吉井 「団塊世代の皆さんの
     子供の頃のくらしがありますので
     ぜひ足を運んでみてください」

 
弘兼 「僕らの頃は応接間を入れるのが流行ってて
     畳の上に絨毯を敷いて
     応接間セットを入れたんです。
     だから“足”の跡が畳に残ってる(笑)」

 
 
昭和のくらし博物館
 
■入館料:大人 500円/小学生~高校生・友の会会員 300円
■入館料:協力会員 無料
 
■住所:東京都大田区南久が原2-26-19
■交通:東急池上線「久が原駅」より徒歩約8分
■交通:東急多摩川線「下丸子駅」より徒歩約8分
■電話::03-3750-1808
■(営業・開館・受付)時間: 10:00~17:00
 
■ウェブサイト:http://www.showanokurashi.com/
 
 
こちらに掲載の情報は放送日時点のものです。



5月26日 吉井歌奈子 放送後記
 
みなさん、こんにちは!
初夏を思わせる日が増えてきましたが
いかがお過ごしでしょうか。
 
これから迎える暑い季節を
いかに快適に過ごすかのヒントを
きょうの中継先
「昭和のくらし博物館」で学んできました。
 
昭和26年に建てられた民家を
そのままの形で保存した博物館は
縁側やガラス窓を通して
5月の風が吹き抜けます。
 
仕切りのない部屋と
大きな窓がある風通しのよい造り、
そして軒先に干された
どくだみ草(お茶にするもの)が
風に揺れる度、
日本人は
こうやってクーラーのない時代を
快適に過ごしていたんだなと思いました。
 
昭和の、便利ではないけれど
豊かさを感じる暮らしに思いを馳せながら、
博物館ということを忘れて
一日お茶を飲んでいたくなるようなところでした。
 
 
吉井歌奈子
 
 
span 吉井歌奈子 オフィシャルブログ「かなぶん」へのアクセス
 
 Twitter フォローも お願いいたします。

2012年05月26日