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10月13日 ゲスト:荒俣 宏さん

テーマ
  『 競争なしの“一人勝ち”!
   人生が逆転する秘密の勉強法!
             ―― 荒俣 宏

 
ゲストは作家、博物学研究家の荒俣 宏さん。
 
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▲石川アナが手にしているのは
  『0点主義 新しい知的生産の技術57』(講談社/税込み1,470円)
  (画像をクリックすると拡大します)

 
弘兼憲史 さんとは同い年。
学生時代に、ともに漫画家を目指したことから、
“あきらめる”生き方、(※)
鮭の中骨が好き(!)であること…まで
様々な共通点が 次々に見つかる
荒俣さんと弘兼さんの同級生コンビの
体験談に則った“成功術”に迫りました。
 
 (※)「あきらめなくてよい」ケースにも言及



あきらめる力で 人生逆転!
 
荒俣 宏さんの著書ゼロ点主義 新しい知的生産の技術57
収録された内容の一部から
荒俣さんの半生を伺いました。
 
 もっともかなえたいベスト3を人生から外す
 
 幼稚園生の時に、おじいさんから聞かされた
 「明治一代女」の歌詞が好きだったという荒俣さん。
 
荒俣 「どうせこの世は仮の世で、浮世で、
     燃えている間に舞台は変わっちゃう・・・」

 
弘兼 「諸行無常ですね」
 
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 あきらめる力
 
  何をやってもしょうがない――
  それならば、好きなことをやろう。
 
  そのために考えたのは
  誰もが“努力して叶えよう”と思うことをあきらめること。
 
荒俣 「あきらめると楽ですよ」
 
 荒俣さんは『モテる』ことをあきらめたことで
 着替えや、風呂に入る必要性がなくなって・・・
 
荒俣 「嫌われるだけ。どうせこの世は仮の世だから
     あの世でモテればいいやと――」

 
 この“荒俣流あきらめ論”には弘兼憲史さんも賛同。
 
弘兼 「僕も『まぁいいか』というのが人生の教訓なんです」
 
荒俣 「幼稚園の時に思ったんです。
     先生が『頑張ってね』と言うけど
     頑張れる子は少ない――」

 
  朝からお酒を飲んでいる近所の大人の姿を見て、
  夢をかなえるために頑張ることを あきらめたことが
  成功の道が拓くことにつながりました。
 
荒俣 「本当にすべてをあきらめるっていうのが、
     自分自身を生かす方法かな、と
     思ってたんですよね」

 
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 あきらめる = あきらかに見る
 
7歳の時点で『あきらめる』ことを
人生のモットーとした荒俣さんは
「あきらめる」の本来の意味を知ることに――。
 
荒俣 「すごい意味があって
     いつの頃からか
     “ギブアップすること”になっちゃったんだけど
     『あきらめる』っていう日本語は
     『あきらかに見る』が縮まったらしいです。
     つまり“冷静になって審理を悟る”

 
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  仏教の教えにより“あっきらかに見る”とは
  世の中の真実を客観的に見て確かめること――
  と知った荒俣さんは
  “人生逆転”!とばかりに、
  “あきらめ”を肯定的にとらえることに自信を深めました。
 
荒俣(自分は)
     真理を明らかに見つめている人なんだ。
     風呂に入らなくても何日生きていられるか、
     の実験をしている人なんだ」

 
  荒俣さんは“物事を何かあきらめて”
  それっきり、ではありません。
  “何か”をあきらめた代わりに
  ほかの何かに打ち込みました。
  
荒俣 「“ギブアップ”じゃなくて
     “ギブ・アンド・テイク”といった方が…」

 


漫画家を目指して・・・
 
漫画家志望だった荒俣 宏さんは
中学・高校・大学の時期、漫画家になることを目指し
作品の投稿を続けていました。
 
しかし、編集者からは
「こんなことをやるより就職した方がいい」
言われたことが何度もあったとか。
 
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  ここで荒俣さんから
  サラリーマンから漫画家に転向した弘兼憲史さんに質問。
 
荒俣 「大学の時に
     『漫画でいけそうだ』という予感はあったんですか?」

 
弘兼 「ありませんでしたね」
 
ここで弘兼さんは
大学時代に、漫画家の道をあきらめた過去を明かします。
 
出版社のアルバイトで、
作家の先生の原稿を取りに行ったときのこと――。
 
  当初の予定を10時間過ぎて原稿を描き終えた先生の
  真っ青な顔を目の当たりにして・・・
 
弘兼 「現実を見たんで『向かないな』と
     漫画家の道をあきらめたんです」

 
『まぁいいや』の あきらめる精神で
就職へと舵を切り、広告宣伝の仕事に。
 
弘兼 「あるきっかけで『もう一回やってみよう』と
     たまたまうまくいったんですよ」

 
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一方、荒俣さんも、漫画の道に関しては
すぐにあきらめることなく、
漫画業界でのアルバイトをしたものの、
入ってくるのは翻訳の仕事がほとんど。
 
  それでも、ある時、
  ある漫画家の先生のファンタジー作品の原作
  という依頼が舞い込みます。
 
その先生が誰だったのか――、
編集者は一切教えてくれませんでしたが、
ある日、ビッグコミック誌に掲載された
strong>水木しげる先生の漫画を見て・・・
 
『あれ?どっかで聞いたような話だな』
 
水木先生ならではのアレンジが加わっていたものの、
それはかつて自分が描いた“お化け”の物語に酷似。
  
  特徴は、お化けの影が三里に伸びる――というもの。
 
  荒俣さんの原作は
  お化けの影が二重になる。
 
荒俣 「よく考えてみると
     『二重』をヘタな字で書くと
     『三里』と読めちゃう」

 
 水木さんが「二重」を「三里」と読み間違えた?!
 
石川 「水木先生と直接お会いになるようになって
     当時の話はお尋ねになったんですか?」

 
荒俣 「聞きました。
     『そんなものは覚えておりません』とひと言。
     そりゃそうだ(笑)」

 
弘兼(水木先生は)あの超越したところがいいですよね」
 



荒俣 宏さんの新刊
 
 ■発売中
  『0点主義 新しい知的生産の技術57
  (講談社/税込み1,470円)
 


お送りした曲目
 
「こうもり」序曲(ヨハン・シュトラウス2世) / 
  ウィリー・ボスコフスキー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 (弘兼セレクション)
Tempo Perdido / ピンク・マルティーニ
 (弘兼セレクション)
お座敷小唄 / 松尾和子、和田弘とマヒナ・スターズ
 
昭和柔侠伝の唄(最后のダンスステップ) / あがた森魚、緑魔子
 
小さな日記 / フォー・セインツ
 (RN・久子さんが初めて買ったレコード)
気絶するほど悩ましい / Char
 


荒俣 宏さんの名言・好きな言葉(PC版)はこちらをご覧ください。
 
過去の放送レポート バックナンバー(PC版)はこちら

2012年10月13日