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  • 第872回:在留資格を持つ外国人の再入国が可能に

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、きょうから在留資格を持つ外国人の再入国が可能にというニュースを取り上げました。


    これまで水際対策として日本で暮らしていた外国人もいったん出国すると特段の事情がない限り再入国できない状況になっています。こうした中、政府は留学生や技能実習生など、在留資格がある外国人を対象にPCR検査の実施などを条件に再入国を認めることを決定しました。

    生活基盤は日本にあるにも関わらず再入国不可という状況は、該当する外国人からも「なんで自分ばかり」と差別されているように感じたとする声を茂木さんも聞いたそうです。今回、日本に入国が許可される人は、72時間以内にPCR検査陰性の証明書、大使館などで再入国関連の書類提出確認書が必要になるなど、条件が決められています。


    そんな中、今回の措置を受け羽田空港の様子を細木美知代記者が伝えてくれました。

    到着が始まりましたが、すぐにはロビーに来ることはできず検疫所での検査を受けるため、2~3時間は足止めされている様子。今後、羽田空港ではさらなる入国者の増加を予想し、検査能力を増やしたいということです。

    そして、渡航医学がご専門の関西福祉大学教授の勝田吉彰さんにもお話を伺うと、人道的観点から今回の措置は賛成だとし「旅行など遊びで来る人とは違うのだというのを念頭に置く必要がある」とコメント。これまでスピーディーに検査が行われてきた空港内の体制を崩さないためにも、WHOなどから出るデータを見ながら人員の増加など細かく対応していく必要があると話しました。



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    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、元徴用工訴訟、資産現金化問題について。

    韓国最高裁が、日本製鉄に賠償を命じた元徴用工訴訟ですが、資産を現金化する司法手続きがきのう進展し、現金化に向けた動きに入る見通しとなっています。

    ソウル大学の専人研究員・吉方べきさんに韓国国内での受け止め方を伺うと、日本側の主張が一貫しているため長い時間がかかるだろうという考えで注目度はまだまだ。そんな中、原告側が株式の差し押さえを求めた鉄鋼メーカーのポスコについて改めて解説して頂きました。成り立ちには日本と密接な関係がありますが直接の責任はないとされています。しかし今後の状況によっては注目されていく可能性があるそうです。


    そして、実際に現金化される前に何か解決策はあるのか、慶応義塾大学の西野純也教授にお話を伺いました。

    西野さんによると、現金化へは数ヶ月かかるという状況であり、本格的な現金化の動きまで冷静に対処していく必要があるといいます。もし現金化された場合、両者ともどういう報復措置を取るか議論が始まっていて、そうならないためにも政府と世論の動きが重要なのだとか。今はないが、来年のはじめ頃、寸前までいったときに韓国政府が日本企業の肩代わりをするなど様々な話がでてくるかもしれないと予測しました。



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    鈴木純子キャスターが報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。

    まずは、ニュースパレードでお伝えする主な内容をご紹介しました。

    そして、きょう取り上げたのは「大手銀行4行、新システムで個人間送金の手数料値下げへ」というニュース。

    三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行の4行が、これまで振り込みの際に使われている「全銀システム」とは別に新たなシステムの構築を検討すると発表しました。これにより手数料を安価に設定できるとして、利用者にとっては朗報です。



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    脳科学者の茂木健一郎さんが語りおろす『今日のオピニオン』。

    テーマは「人工知能と人類の共生」。

    藤井聡太棋聖が挑む王位戦、その強さの秘密は「AI、人工知能にあり!」という茂木さん。何億手先まで読むというAIを搭載した将棋ソフトを相手に腕を磨いてきた藤井棋聖を見て、「これが人類の未来」と感想を持ったそうです。昨今はAIによって仕事がなくなると不安視する声が聞かれますが、重要なことはAIとの共生であり、AIによって人間の中で眠っている脳を鍛えることができるといいます。

    「これだけ人工知能を使いこなした10代は藤井棋聖だけ! だから世界的にも注目されている。人間の潜在能力はもっとあるんだよ。人工知能で高度でクリエイティブな共生をしよう」とお話してくれました。



    今日の『SAKIDORIスポーツ』は、斉藤一美キャスターがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。

    ●メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手、右ひじ付近の筋肉損傷により先発メンバーから外れる。

    ●今月31日に開幕するテニスの全米オープン、シングルスの出場予定者を主催者が発表。

    ●サッカーJ2、FC琉球の知念哲矢選手が陽性判定。



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    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    東京都心でも日中の最高気温が34.2度まで上がるなど、全国的に猛暑日となったきょう、気象庁は東北から九州の広い範囲で高温注意情報を発令しました。

    伊藤佳子記者は、街の様子を取材。暑いがマスクをしなければならないという葛藤の中、冷感マスクで暑さ対策をする方や、外でテニスをする時は外すなど場合によって着脱のタイミングを考えている方も多いようです。

    1ヶ月予報、3ヶ月予報を見ても暑さは続く予報が出ています。昼間はもちろんですが、夜寝ているときも熱中症になる可能性があるため要注意です。



    今日の『世の中SAKIDORI』は、心療内科「本郷赤門前クリニック」の院長で医学博士の吉田たかよし先生による「SAKIDORIクリニック」。

    テーマは、「熱中症と新型コロナ肺炎、命を奪う意外な共通点と予防法」。

    両者とも原因も症状も全く違いますが、実は命をおとす直接の原因は共通しているそうです。それが「血栓」。血栓ができるまでの経過はそれぞれ異なりますが、一部の臓器の血管だけではなく大なり小なり全ての臓器で血管が詰まって死に至ってしまうんだとか。

    熱中症の最新予防としては、AVAという部分を冷やすと効果的だそうです。AVAとは動脈と静脈をつなぐバイパスという意味で、一部は皮膚の中に毛細血管を通らずに動脈から静脈に直接流れるものがあります。多いのは手のひら、足の裏、ほっぺた。暑いとほっぺたが赤くなるのはAVAが通っているからです。

    保冷剤をハンカチで包んで手のひらを冷やしたり、たらいに水は張って足を冷やすのもおすすめとお話してくれました。



    【今日の一曲】 夏のヒロイン / 河合奈保子

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