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  • 『ある人質 生還までの398日』

    今日は映画『ある人質 生還までの398日』をご紹介しました。
    この映画は、2013年に過激派組織IS(イスラム国)の人質となった
    デンマークの写真家ダニエル・リュー(当時24歳)が
    奇跡的に生還するまでの398日を描いたもので、
    IS(イスラム国)の真実を、初めて人質の視点で内側から本格的に描いた作品と言われています。

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    ダニエルはもともと体操選手でしたが、
    怪我を機に、体操選手を辞め、ずっと夢だった写真家に転身。
    そこで、戦争の日常を撮影するため、家族の反対を受けながらも
    自らの資金で、シリアの非戦闘地域を訪れます。
    そこで、現地の情勢が変わり、ダニエルはISに誘拐され、拷問を受けてしまいます。
    家族は巨額の身代金を用意するために、あらゆる手を考え、奔走します。


    sakidori最前線20210215.JPG
    監督は大ヒット映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を手掛けた
    デンマーク出身のニールス・アルデン・オプレヴ。
    また、共同監督のアナス・W・ベアテルセンは、映画の中で
    人質を解放するための身代金交渉人という重要な役どころを演じています。

    主人公のダニエルを演じたのは、エスベン・スメド。
    8キロ減量して、役作りのために、原作を読み、
    ダニエル本人とも沢山話を重ね、難しい役どころを演じたそう。
    宣伝プロデューサーの和氣道子さんは、オンラインでダニエル本人に取材をしたところ、
    「エスベンさんにそっくりだったんです。
    本来は逆なんですけど、ダニエル役のエスベンさんがダニエルさんに近づけたんでしょうけども」とお話していました。
    aruhito2.jpg


    また、邦題の『ある人質 生還までの398日』は、
    最後には生還するという結論を示すことで少しでも多くの人に見てもらいたいという思いでつけられたんだそうです。

    監督、俳優、それぞれが取材を重ねているからこその
    ジャーナリスト魂を感じさせる作品です。
    光、そして希望のある映画として見てほしいと和氣さんも話していました。


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    『ある人質 生還までの398日』
    2021年2月19日(金)
    ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
    配給:ハピネット
    © TOOLBOX FILM / FILM I VÄST / CINENIC FILM / HUMMELFILM 2019

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