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  • 第1086回:国産ワクチンはどうなっているの?

    気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』

    今日追いかけたのは、「政府の国家戦略から考える、国産ワクチンの現状と課題」でした。

    まずは、4社が治験を進めている新型コロナの国産ワクチン。実用化に最も近いのは、どの製薬会社のワクチンなのか?

    政府の「予防接種・ワクチン分科会」のメンバーで、川崎医科大学の教授  中野貴司さんにお話を伺いました。

    開発が遅い背景には、日本は今までワクチンによる予防に重きを置いていなかったこと、SARSなどが幸いにも入ってこなかったことなどが重なったことが挙げられます。

    国産ワクチン4社のうち、どの製薬会社のワクチンが最も早く実用化されるかというのは、各企業の開発ノウハウが公開されていないので一概には言えないと中野さん。「組み換えたんぱく質ワクチン」が「メッセンジャーRNAワクチン」に比べてどうなのかなども解説していただきました。

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    16時台『後半』は、バイオ企業「アンジェス」の新型コロナウイルスワクチンに注目!
    開発は今どのような状況で、実用化はいつ頃になるの?

    バイオ企業「アンジェス」の創業者で、アンジェスと新型コロナウイルスワクチンを共同開発されている大阪大学の寄付講座教授 森下竜一さんに、副反応が少なく、安定性が高いため、保存も楽なのがメリットだという「DNAワクチン」について詳しく教えていただきました。

    新しい治験の方法を出すことがいかに今後のワクチン開発に重要であるかもお話してくださいました。

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    報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』

    石川真紀キャスターと一緒に、このあと17時から始まる全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目をチェック!

    作家の古谷経衡さんが語り下ろす『今日のオピニオン』

    テーマは「LGBT法案 断念の怪」

    LGBT理解増進法案の断念に怒り心頭の古谷さん。自民党を中心とした内外の保守系が、なぜLGBTへの権利擁護にこれほどまで抵抗するのか、その理由・背景とされる2つのポイントをお話してくださいました。

    1つ目が『日本の伝統が壊れるから。』⇒1930年代くらいからの、たかだか80年~90年ほどの伝統じゃない?

    2つ目が『この法案が出来ると活動家が濫訴する。』⇒LGBTの方々は権利を補って欲しくて訴えを起こしているだけで、活動家なのか?自分の思想と沿わない人たちが訴訟を起こすことが気に入らないってのは、おかしな話。
    「いわゆる保守派が、LGBT法案に真っ向から拒絶の姿勢をとるのは、徹頭徹尾、すべて虚構欺瞞である!一刻も早く進めるべき。」とまとめました。

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    もっと知りたいニュースのその先『ニュースフカボリ』

    この時間は、ワクチンの2回目の接種を終え、副反応も経験されたというファイザー社の元・臨床開発統括部長で、「予防接種・ワクチン分科会」の委員を務めていらっしゃる、川崎市立看護短期大学学長で医師の坂元昇さんにお話を伺いました。

    1回目の接種では、接種したところが筋肉痛というような、ほとんど問題ないくらい状態だったのに対し、2回目は、翌日(16時間後くらい)になって家族に「顔が赤くない?」と言われ、熱を測ったら発熱していたそう。

    坂本さんは、「普段からこういう仕事をしているので、「メッセンジャーRNAワクチン」が従来のワクチンとは違うだろうなとは思っていた。実際、副反応が出て大丈夫かな?という思いもあったが、決定的に違うメカニズムなどを身をもって実感という思いの方が強かった。」ということです。

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    素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』

    表回りの細木美知代記者が、新型コロナのワクチン接種のミスや不慮の事故を防ぐための埼玉県・戸田市の取り組みをご紹介。

    埼玉県戸田市は先月下旬、全国で起きたミスの事例をまとめ、医療従事者に役立ててもらう取り組みをスタートさせました。

    お話を伺ったのは、戸田市役所 危機管理防災課 主幹の本山翔太さん。

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    この事例集は、戸田市のホームページからどなたでもダウンロードすることが出来るのも嬉しいですね!

    ▼そして、細木記者がもう1つ「いいな!」と思ったのが、「戸田市ワクチンメーター」。分かりやすくまとめられていました。

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    スタジオの西村志野記者は、ワクチンを無駄にしない練馬区医師会独自の「リザーブワン」をご紹介。「リザーブワン」は、2瓶の残余分で接種1回分を確保する運用。キャンセルが1人出ても最低12人、キャンセルがなければ最大13人に接種可能にするということです。

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    『SAKIDORIクリニック』
    本郷赤門前クリニック 院長で医学博士の吉田たかよし先生がしてくださったのは、「深田恭子さんを苦しめる適応障害のセルフチェックと予防法」というお話。

    適応障害と鬱病の違いは、ものすごく大雑把に言うと適応障害は心の病気、鬱病は脳の病気。
    自分自身を肯定する自己肯定感が低いと適応障害になりやすいので、予防するには、自己肯定感を高めること。ありのままの自分を肯定的に受け入れ、短所があっても卑下せず、それも自分らしさと受け入れましょう。

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    【今日の1曲】 君に薔薇薔薇...という感じ / 田原俊彦

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