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12月11日 弘兼憲史 放送後記

◆ゲスト:川口淳一郎さんの回◆
 
昔は、SF漫画を描いていまして、けっこうSFには興味がありました。
今日、いろんなお話を聞いて、
たしかにイトカワに行ったはやぶさの話というのは感動的なんですが、
僕ら(漫画家)が考えるSFの物語よりも、
現実にあったことの方が感動できるというのは
「これは一体何だろう」と思いましたね。
 

 
特に感動したのは、扱っている物を作っている人の一部に
江東区の(平均年齢)65歳くらいの方たちの
職人さんがいらっしゃるということはすごいなと思いました。
逆にこういう職人さん――僕らの世代からちょっと上の方々なんですが、
そういう“宝”って日本にはたくさんあると思うんですけど、
これからだんだん消えていく、後継者もいない――という現実も
きょうの番組を通して見えてきたような気がしました。

2010年12月11日