林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

8月25日(日)あったらイイな

今週も、

城西大学 経営学部 准教授、

木内正光(きうち・まさみつ)先生の授業。


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今回は、具体的な商品開発を例に、

' 価値 ' の捉え方を教えていただきました。


例えば、カラオケなどで使用されるマイク。

次世代のマイクを想像する時、

真っ先に挙げられるのは軽量化ですが、

そこに、

両手を自由に使いたいといった要望が潜んでいると気づいたことで、

ピンマイクが誕生。


お次の例は、スマートフォン。

次世代の携帯電話を想像していただけでは、

現在のような多機能端末には辿り着かなかった可能性があるのだそうです。


そして、ペン。

もっと書き易いペンが欲しい、という要望を工学的視点で捉えると、

材質や直径、寸法の改良が想像されるものの、

書き易い = 字が綺麗に見えることや、インクが滑らかに出ることなど、

真のニーズを探って、それに応じた商品を世に送り出すことで、

メーカーにとっても、ユーザーにとっても好ましい結果をもたらすのです。


あったらイイな、の先にある青写真を探究し、

ターゲットとなる属性を明確化して生産、販売する ―

こうした努力が、

現代日本の産業を、日々、育んでいます。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  Breakout / Swing Out Sister


番組日記 | 2013年8月25日 08:00

8月18日(日)ムリ・ムダ・ムラ

今週は、

城西大学 経営学部 准教授、

木内正光(きうち・まさみつ)先生の授業でした。


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当代・林家木久蔵師匠と同級生でいらして、

お父さまも教わっていた田川晋一先生に会いたい一心から

城西大学経営学部で経営工学の道を進もうと志すに至ったという木内先生。

冒頭でご披露いただいたこれらのエピソードから、

人との繋がりを大切にされ、

そして、

胸の内には、並々ならぬ熱い思いを、密やかに抱いていらっしゃる ―

そんな人物像が伝わったのではないでしょうか。


先生のご専門である経営工学のお話から、

今回は、私たちにとって身近な、家事などの生活習慣を例に、

生産性の向上について解説していただきました。


何を効率が良いと捉え、反対に、何を非効率と考えるのか、

あるいは、

何を、ムリ・ムダ・ムラと捉え、反対に、何を価値と評するのか ―

こうした分類は、業態や組織、環境、条件などによって異なり、

正解・不正解と単純に分けられるものではないことが解かりました。


今のご時世、

とかく短期的な利益が優先され勝ちですが、

企業・団体と顧客の信頼関係や

品質、満足度といった本質的な部分は一朝一夕には会得できず、

長期的な経営力と、日々の積み重ねが不可欠。


商品・サービスを世に送り出す立場にあるかぎり、

振り返った時、その仕事を誇らしく思えるような日常を送りたいものです。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  MORE THAN WORDS / Extreme


番組日記 | 2013年8月18日 08:00

9/1・8(日)のゲストの先生は・・・

城西国際大学 経営情報学部

准教授 阿部 信太郎(あべ  しんたろう)先生

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先生のご専門は、消費者経済論。

特に注目されているのが、ここ最近多く発生している『詐欺』について。

あなたは、「自分は大丈夫!!」と思い込んでいませんか??

騙されない消費者になるために、心がけたいこと・注意したいこと、再度一緒に見直してみましょう!

 

 


| 2013年8月13日 16:03

8/18・25(日)のゲストの先生は・・・

城西大学 経営学部

准教授 木内 正光(きうち まさみつ)先生

木内3.JPG先生のご専門は経営工学ですが、言葉だけ聞くとちょっと難しそうですね。

でも、日常の生活との関わりも欠かせないとの事。

それって一体??

また、企業の視点から見ると、新製品開発に役立っているそうです。

どういうこと??先生に伺ってみましょう!!

 

 

 


| 2013年8月12日 08:00

8月11日(日)グリーンな需給バランス

今週も、

城西国際大学 環境社会学部 教授、

深沢茂樹(ふかさわ・しげき)先生の授業。


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今日の授業冒頭で行った

グリーン・コンシューマー度チェックの結果、

正蔵師匠も私も及第点で、

これからも向上を目指して、

賢い生活を心がけていきたいと思っているところです。

 

印象的だったのが、

このグリーン・コンシューマー度チェックを受けて

深沢先生が仰った、

「 消費者の方が賢くなりましょう 」 という言葉。

需給バランスによって変動するマーケットは、

結局のところ、

ニーズがある商品・サービスの売れ行きが良くなるもの。

逆に、購買・利用する人が少なくなれば、

自然に淘汰されていきますから、

1人1人が努めて、

グリーン・コンシューマー ( =賢い生活者 ) に近づくことで、

より環境に配慮した商品・サービスがどんどん増え、

やがては、

単価が低く抑えられる傾向へと導かれる可能性が高まるのです。


「 便利な場所で売られているから買う 」 とか、

「 材料・材質、生産地には頓着せずに買う 」 と言った受け身の姿勢を、

出来る所から見直して、

能動的に消費行動してみると、

世の中の見え方が少しずつ変わってくることでしょう。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  Hello, Dolly! / Louis Armstrong


番組日記 | 2013年8月11日 08:00

8月4日(日)賢い生活者

今週は、

城西国際大学 環境社会学部 教授、

深沢茂樹(ふかさわ・しげき)先生の授業でした。

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環境科学をご専門とされる深沢先生は、

現在、教養課程で環境社会学の基礎を教えていらっしゃるとのこと。

文系、理系を問わず、あらゆる専門分野に関わり、

' 共生する為の経済学 ' が求められていることを、

先生ご自身が痛感していらっしゃるそうです。


あらゆる学問に関わると同時に、

1人1人の生活の基盤とも密接に関連する環境問題。


旬産旬消、地産池消の考え方に象徴されるのが

グリーンコンシューマーですが、

一般的には、環境に配慮する ' 緑の消費者 ' を指すこの言葉を、

先生は、

' 賢い生活者 ' と表現し、

その大切さを教えてくださいました。


日の光を浴び、大地に足を置いて、風に身を委ね、

そして、季節を感じながら生きる ―


自分自身の生活で何が大切なことなのか、

今一度、考えてみることから、

賢い生活が始められる気がしています。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  You See A Chance / Steve Winwood


番組日記 | 2013年8月 4日 08:00

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