林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

10月30日(日)まず、一歩

今週は、

城西国際大学 地域福祉・医療研究センター 教授、

井上映子(いのうえ・えいこ)先生の授業でした。


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日本の総人口は減少傾向にある中、

いわゆる高齢者の占める割合は増えていて、

生活のサポート体制も、

そして、長年の経験を活かしていくという面においても、

全ての世代が共生できる社会でなくてはなりません。


高齢者看護は、その基盤となる大切な問題です。

 

どんな世代でもあっても、

1人1人、自分らしい ' ライフスタイル ' があるもの。

それを出来るかぎり維持しながら、

必要なサービスを取り入れていくという考え方は、

人様に迷惑をかけないように、

世話になるようなことのないように、という

幼い頃からの教えを全うしながら実現できる

とても前向きな手段なのだと思います。


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1人として同じ人は居ないということは、

人によって、家族によって、

抱える問題は十人十色であるということ。


そして、裏を返せば、

どんな人にも、どんな家庭にも、

問題はあるということでしょう。


恥ずかしかったり、申し訳ないなどという思いも、

少なからず、誰もが持っているはず。

まずは、話すこと、伝えることから、

一歩、前進できるといいですね。


                    石川真紀


| 2011年10月30日 08:00

10/30・11/6(日)のゲストの先生は・・・

 城西国際大学 地域福祉・医療研究センター

教授 井上(いのうえ えいこ)先生

2.JPG 先生のご専門は『高齢者看護』

教壇に立つ前、現場では在宅されている高齢者のケアにあたっていたそうです。

看護する側も、される側もどのように病気と向きあっていったら良いのか・・・。

いざと言うときに必要な心構を伺いして行こうと思います。

 


| 2011年10月24日 08:00

10月23日(日) ニャン!

今週も、

城西短期大学 ビジネス総合学科 教授、

長谷川 啓(はせがわ・けい)先生の授業。

 

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先生の授業では、映画やドラマといった映像作品を使用することが多いそうで、

オススメの作品をご紹介くださいました。

 ●文学の授業では、
    
   愛・性・社会をテーマとする作品から、

       「世界の中心で、愛をさけぶ」 「蛇にピアス」
 
       「青の炎」 「ディア・ドクター」 「もののけ姫」など

   家族をテーマとする作品から、

       「父の詫び状」 「オカンの嫁入り」 「幸福な食卓」

       「誰も知らない」など

 ●女性学の授業では、

       「フリーダ」 「上海家族」 「モナリザ・スマイル」
           
       「かもめ食堂」 「赤い鯨と白い蛇」 「さくらん」など

 ●ジェンダー論の授業では、

       「宮廷女官チャングムの誓い」 「ファン・ジニ」
 
       「ぶどう畑のあの男」といった、

  主に韓国ドラマを教材としていらっしゃるそうです。       


自分の生活環境とは異なる地域、人々の考え方を見聞きするのに、

映画やドラマ、文学は大きな役割を担ってくれます。

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韓流文化の話題から、

お母さまは韓国ドラマのファンであるものの、

ご自身は、

ドラマではなく、

KARAを始めとする韓国の女性ユニットのファンであることを告白した

正蔵師匠。


師匠が最近、心を奪われている猫ダンスの主は・・・、

T-ARA!

私、放送終了後に思い出しました。     


暗に癒されたいというシグナルをお送りになる師匠に、

番組の女性関係者一同で、猫ポーズのプレゼントをしてみました。


「ニャン!」が決まって、まんざらでもない私たちに、

師匠が一言。

「出た~っ!化け猫!」


子猫時代よりも、化け猫時代の方が長い人生。

またチャンスがありましたら、

師匠に ' ニャン題 (=難題) ' を仕掛けてみます。


                    石川真紀


番組日記 | 2011年10月23日 08:00

10月16日(日) 読書の秋に・・・

今週は、

城西短期大学 ビジネス総合学科 教授、

長谷川 啓(はせがわ・けい)先生の授業でした。

 

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長きに亘って、

日本の近・現代女性作家を中心に研究を重ねていらっしゃる先生に、

田村俊子について教えていただきました。

 

明治44年に文壇デビューすると、樋口一葉の再来と言われ、

女性解放と江戸文化を畢生の事業とした人物。

日本で初めて、職業作家として成功した女性のようです。

 

番組内でご紹介した田村俊子の作品は、

  「木乃伊の口紅」 「女作者」 「炮烙の刑」 「悪寒」 「春の晩」 など。

 

また、この時勢を生きる私たちに

先生がオススメとして挙げられた本は、

   佐多稲子・著 「樹影」
  
   大田洋子・著 「屍の街」
 
   林 京子・著 「長い時間をかけた人間の経験」   


私自身は、いずれも未読の作品ながら、

関心の高いテーマばかり。

歴史を繰り返してきた人間の業と、

翻って、

いつの世も、人の悩みは似通ったものであること、

その両方を示唆してくれる先達の言葉から、

何を思うのでしょうか。

 

 

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読書の秋、熟考の秋。

矢の如く過ぎる時間を充実したものにしてくれる邂逅が、

向き合う本の中に、きっとあります。

 

                      石川真紀


【 ON AIR MUSIC 】

  Drive My Car / ビートルズ


番組日記 | 2011年10月16日 08:00

10/16・23(日)のゲストの先生は・・・

城西短期大学 ビジネス総合学部

長谷川 啓(はせがわ けい)先生

 

1.JPGご専門の女性文学について、熱く語っていただこうと思います。

先生ご自身も女性文学論(共作)の本を出版するなど、多方面で活躍中ですよ。

 

 


| 2011年10月10日 08:00

10月9日(日) ' パンダは午前中! '

今週も、

城西国際大学 観光学部 助手、

鳥海 高太朗(とりうみ・こうたろう)先生の

ホームルームのような授業。


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羽田空港と新千歳空港を例に、

大きな変革期を迎えている国内空港の

これからの在り方について、

そして、

鳥海先生が、

長年の夢だった本場のマーボー豆腐を食し、

パンダを見に出かけたという

中国・四川省の省都、成都リポートも披露してくださいました。

 

' パンダを見るなら、午前中、

  午後になると昼寝してしまうことが多いから '

というのがポイントでしたネ。


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(先週、お話しいただいたLCCについてと、

 国内空港に関する鳥海先生の記事は、

 「pen」7月1日号に掲載されています。)

 

 

鳥海先生が最近、オススメの北海道スイーツは、

「太陽いっぱいの真っ赤なゼリー」。

 

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(6個入り、税込み1260円)

完熟フルーツトマトの甘味と酸味が楽しめる逸品です。

 


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今後は、

ヨーロッパ路線に、より注目して行きたいと仰っていますので、

また次回の旅話にも、乞うご期待です。

 

 

15歳で噺家の道へお入りになった正蔵師匠は、

自由旅行をされたことが全くないそうですが、

行けるとしたら

以前、お仕事で訪れたキューバに、

もう一度、行ってみたいとのこと。


どんな職業であっても、

他の人には到底、理解できない思いと、

だからこそ得られる貴重な経験と、

その両方があるものです。


大切なのは、

日常であっても、旅先であっても、

エッセンスや変化を敏感にキャッチする感性、ですよね。


                    石川真紀


【 ON AIR MUSIC 】

  アイドルを探せ / シルヴィ・バルタン


番組日記 | 2011年10月 9日 08:00

10月2日(日)非日常

今週は、

城西国際大学 観光学部 助手、

鳥海 高太朗(とりうみ・こうたろう)先生の授業でした。

 


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LCC=格安航空会社が続々と参入し、

信じられないほど破格の運賃で航空券が販売される

便数、発着枠が増えている昨今。


従来の画一的な料金体系ではなく、

基本となる運賃を最小限に抑えて、

そこへ、

座席指定料金や機内食代金など、サービス分をオプションとして加算する方法は、

実に合理的。


航空便に限らず、

様々な場面において

利用するお客さんの側のマナーが問題視されるケースが

散見されるご時世にあっては、

商品やサービスを提供する側とお客さんの相関関係がどう変異していくかも、

興味深いところです。


私たちが消費行動する場合、

' 代金さえ支払えば、
  
  商品やサービスの提供を受けて当たり前' という態度は、

改めなくてはなりません。


どんな商品もサービスも、

コストの大部分を占めるのが人件費だったわけですから、

価格競争の激しい現代では、

新たに、

商品やサービスを提供する側とユーザーとの間で

削減されたマンパワーの部分

= おもてなしの心を

補い合う必要が生じていると思うのです。

 

旅先は ' 非日常 ' なので、

勤務先や自宅など普段の生活環境では見せないワガママな自分を

披瀝してしまいがちですが、

その場に関わった誰もが不快にならず、

楽しい思い出を作れるかどうかは、 

' お客さん 'の姿勢に懸かっています。

 

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正蔵師匠も私も、

旅らしい旅は、なかなか出来ずにおりますが、

秋の行楽シーズン、旅のお話は想像するだけで気分が高揚します。


お出かけになる予定のある方は、実際に旅先で、

今のところ予定のない方も、空想の世界で、

それぞれ良い季節にしましょう!

   

                       石川真紀


【 ON AIR MUSIC 】

  マイ・ホーム・タウン / ポール・アンカ


番組日記 | 2011年10月 2日 08:00

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