林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

サンデーユニバーシティとは?
日曜日に、「勉強より易しく雑学よりもためになる」話題をお届けしている番組
『林家正蔵のサンデーユニバーシティ』。
毎週、様々なジャンルの先生をお迎えして、興味深いお話を伺います。
その内容は、政治・経済・スポーツ・福祉・薬学・環境・観光・メディアなどなど、
多岐に渡っています。
受講生は落語家で、城西国際大学・客員教授を務めている
林家正蔵師匠と石川真紀アナウンサー。
聴けば、ヒザをポン!と打ちたくなるようなお話ばかり!
あなたも正蔵師匠や石川アナと一緒に、楽しい授業を受講してみませんか?

5/29・6/5(日)ゲストの先生は・・・

城西国際大学 経営情報学部

准教授 阿部 信太郎(あべ・しんたろう)先生

abe03-3.jpg

消費者政策をご専門とする先生に、これまで詐欺やギャンブル依存症の現状について伺ってきました。

今回テーマにする、消費者問題は・・・

"暮らしの中の事故"

年齢によっておこる事故・度合は、大きく異なりますが、それぞれどのような事が日常にあふれているのでしょうか?

私の家は大丈夫と思っている方、再度私たちと一緒に考えてみましょう。


| 2016年5月24日 16:23

5月22日(日)みて、きいて

今週も、

城西国際大学 メディア学部 教授、

掛尾良夫(かけお・よしお)先生の授業。

kakeo-thumb-240x240-80155.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今回は、日本における映画教育と、映画産業の二極化について、

お話しいただきました。

 

様々な映画祭で、昔も今も高い評価を得ることの多い日本映画。

しかし、日本の映画市場は他の国から見るとかなり異質で、

日本から他国へ輸出され、世界で広く受け入れられるかというと

難しいのが現状なのだそう。

その問題点として、幾つかヒントになる考え方が、

披露された授業となりました。


映画産業の面では、中国や韓国など、歴史の浅いアジアの国・地域に比べて、

古い歴史を持つ日本。

その分、制作過程に保守的な部分が多く存在するのは確かなようです。

映画の世界市場では依然として、ハリウッド映画が中心的存在であり、

中国市場が爆発的に拡大する中、

映画という産業、文化が目指す方向性が、

今まさに問われています。


現状をどう分析し、何を課題に据えるか ― 

家族や集団よりも、個人が尊重され、

社会情勢や経済が一朝一夕に変貌する時代、

投資を回収し、かつ文化水準の向上を目指すという二律背反の中で

もがき苦しむ様子が、

様々な業種で見受けられます。

誰かと共通の体験をする安心感も、

自分だけが知っている楽しみを持つことも、

どちらも満たしてくれるものこそ映画なのかも。

その実現には、

映画を供給する側が、メジャーもマイナーも、集客力も予算も様々な作品に投資し、

そして、鑑賞する側も、面倒がらず、まめに面白がること習慣づける、

そうした両輪が欠かせません。


加速度的に忙しくなってしまった日本人。

心のゆとりを取り戻すには、

映画も、ラジオも、いいものですよね。

                   石川真紀


番組日記 | 2016年5月22日 08:00

5月15日(日)共同制作という結晶

今週は、

城西国際大学 メディア学部 教授、

掛尾良夫(かけお・よしお)先生の授業でした。

 20160515-1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釜山国際映画祭が創設された1996年当初から、

映画の共同制作に携わっていらした掛尾先生。

現在は、

城西大学同様、創立50周年を迎えた韓国・東西大学と共同で

学生さんたちによる映画制作の指導に当たっていらっしゃるとのことで、

作品に込める思い、制作秘話などをお話しいただきました。

 

映画の主人公は、

韓国併合当時、韓国から日本へ渡ってこられた海女さんたち。

重厚なテーマのもと、実話とフィクションを絡めた作品に仕上げる為、

企画の段階から何度も練り直し、

日韓双方の人々が抱く思いの差異を埋めながら

脚本を構成されたそうです。

中心人物となる海女の女性はご本人が演じ、

それ以外の俳優と、

監督、脚本、カメラなど、現場はほとんど日本と韓国の学生さんで運営。

教育の現場としては、

グローバルな感覚・反射神経を身に着けることが目標だと、

先生は仰います。


学生さんたちは、今、どんな課題を抱えているのか、

掛尾先生にお訊ねしましたところ、

お応えは、こういうことでした。

「 相手のことを知ること 」。

作品のテーマの深さについては言うまでもなく、

歴史や背景など基礎的な部分を理解した上で、

相手を尊重し、文化を学ぶことを通じて、

まずは知ろうと努力することが人間関係やモノづくりの基本であることを、

先生のお話から再認識しました。


共同制作によって生み出される作品は、

今年10月の釜山国際映画祭でお披露目される予定で、

その後、東京など関係各所で順次、上映会も企画されているとのこと。


作品を通じて、距離も時空も超えた交流が深められ、

その結晶が形作られることの意義深さを思わずにはいられません。

                   石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
   Take A Chance On Me / ABBA


番組日記 | 2016年5月15日 08:00

5/15・22(日)ゲストの先生は・・・

城西国際大学 メディア学部

教授   掛尾 良夫(かけお・よしお)先生

kakeo03.jpg

キネマ旬報社 顧問の先生に今回お伺いする内容は・・・

日本の映画教育や、映画産業における日本の現状などについて。

かつて大衆娯楽であった映画の位置づけが、近年の考えではだいぶ異なって来ています。

日本映画の歴史は長いのですが、世界から見た現在の日本映画の様子はどうなっているのでしょうか?


| 2016年5月 9日 08:00

5月8日(日)旅する生命

今週も、

城西国際大学 観光学部 助教、

于 航(う・こう)先生の授業。

 uu04-thumb-240x240-75551.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、

中国人観光客に日本への来訪をリピートしてもらう為のアイディアを、

于先生にご披露いただきました。


客層を広げる為の方策として、既に着手されているのが、

修学旅行に体験プログラムを追加することや、

ビジネス、国際会議、スポーツ大会の誘致。

客層のニーズに合わせたプログラムを設けることが肝要なのだとか。

そして、それらのプログラムが用意されていること、

' 観光 'という言葉の所以どおり、

国・地域の宝物、優れたところ、見どころを示すことが、

情報発信に繋がるのだそうです。


現在、城西国際大学 観光学部が参画する

千葉県鴨川市観光プラットフォームは、

農家、漁師、観光産業など各業種の有志が大学と連携して、

昨年2015年に設立されました。

目下、都市部に集中しがちな観光客を、

民泊や体験プログラムなどを通じて地方へ呼び込もうと、

企画の提案・実践が進められているとのことです。


授業のまとめとして于先生が仰っていましたように、

観光が本来、目標とするのは、

受け入れる側と訪問する側、双方が成長すること。

どの国・地域においても、

観光で一番期待されることとして経済効果が挙げられるのは事実ですが、

社会的効果や環境効果も長期的な効果として重要な要素です。


行ったことのない場所で、その土地に暮らす人々や景色、文化と出会い、

初めての体験を重ねる ― 。

以前に比べて人の移動が増えた現代、

自分自身はもちろん、

周囲の人や次の世代の人までも

前向きに生きる力を与えてくれるのが、

旅であり、観光である、そう実感しています。

                   石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
   Crocodile Rock / Elton John


番組日記 | 2016年5月 8日 08:00

5月1日(日)日本の宝

今週は、

城西国際大学 観光学部 助教、

于 航(う・こう)先生の授業でした。

uu02-thumb-240x240-75549.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中国・吉林省長春市ご出身の于先生。

現在は、温泉地・観光地のご研究、

中国人観光客の動向と誘致についてのご研究を進めていらっしゃいます。


まず印象的だったのが、観光という言葉の語源。

もともと中国の易経に記載されていた言葉で、

端的には、' 国の光を見ること ' を意味します。

' 光 ' というのは、優れているところ、宝物を指し、

' 観 ' の字は、

本来は、示す、見せてあげる、ということを意味しているのだそう。

観光は、訪れる側が能動的に行うものだとばかり思っていましたが、

受け入れる国・地域の姿勢が根底をなすものだということを知ると、

日本が誇る ' おもてなし ' の精神を、

より一層、理解できそうです。


訪日外国人観光客のトップは、

1位・中国、2位・韓国、3位・台湾と続き、

中でも中国からの観光客は、2011年時点で100万人だったのが、

2015年には499万人を超え、

ビザの緩和などによって

この4年程の間で5倍に増えています。


中国から日本を訪れる観光客には、リピーターも多く、

その理由は、価値ある3つのCとして説明されるとのこと。

3つのCとは・・・

①character ( 気質 )
   
  中国にかぎらず外国人の目には、

  日本人は神秘的で不思議な気質を持った人たちだと写っているそう。

  例えば、満員電車で静かに乗っていたり、

  震災の時でも整然・毅然とした態度が世界に発信されたことなどから。

②creation ( 作品 )

  made in Japanの日本ブランドを信頼してくださっているのだそう。

  爆買いの象徴である炊飯器は、性能が良く長持ちするからと・・・

  自分で使う分以外に、家族や友人・知人の分も買っていたのは、

  そういう理由だったのですね。

  近頃では、中国で日本のお米を炊いて召し上がる機会も増えたそうで、

  嬉しいことです。

③common life ( 日常生活 )

  日本の普段の生活の、ちょっとしたことを経験できることが、

  そのまま観光になるのだそう。

  特に2回目以降の再来訪者に人気で、
 
  民泊や、畳部屋のある旅館を希望する方も。  
  

日本でしか得られない特別なもの、

それは、

日本に暮らす私たちにとっては、当たり前の日常ばかり。

自分たちだけでは、自分たちの宝に気づかなくても、

観光客の皆さんが鏡となって、

その魅力を映し出しくれています。

                   石川真紀


番組日記 | 2016年5月 1日 08:00

5/1・8(日)ゲストの先生は・・・

城西国際大学 観光学部

助教 于 航(う・こう)先生

 uu03.jpg

中国の吉林省ご出身の于先生、研究のテーマは"訪日中国人観光客の動向と中国人観光客の誘致"です。

毎年、日本には中国の方を始め、多くの外国人観光客が訪れます。

そういった観光客いわゆる"インバウンド"に対して、日本の観光産業はどのように対応することが求められているのか?

また、買い物だけじゃない最近の日本旅行への変化についても教えていただきましょう。


| 2016年4月25日 08:00

4月24日(日)流れの方程式

今週も、

城西大学 理学部 教授、

藤田昌大(ふじた・まさひろ)先生の授業。

20160424-1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、スポーツと流体力学を入り口に、

解説していただきました。


水泳、マラソン、F1...

様々なスポーツと密な関わりをもつ、流体力学。

例えば、水泳場のプールの場合。

以前は、両端に当たる1コース・8コースは、

波の反射を受けやすかった為、

タイム上位の選手に

真ん中に当たる4コース・5コースが割り振られてきましたが、

現在は、波の反射を防ぐ設計が中心となってきているのだそう。

また、マラソンの場合、先頭を走ることは得策でなく、

集団の中で走る方が、空気の抵抗も体への負担も少ないことが明らかになっていて、

こちらも流体力学が絡んだ理論とのこと。


このほか、鳥が飛ぶ原理、新幹線の鼻先の進化、

そして、

スタジオで撹拌実験を行いながらの水の入ったコップと茶葉の関係など、

藤田先生の解説は、どれも、

出来ることなら受け売りしたくなるようなお話でした。


授業の結びとして、

「 流体力学の魅力 」 を先生にお訊ねしたところ、

まず挙げられたのが、

計算式から導かれたCGによって、

美しい曲線、図画を見られるのが楽しい、という学問上の魅力でしたが、

続けて先生が仰った感覚的な魅力も、

耳目を集めるものでした。

その鍵は、

日頃、私たちが頻繁に使う、「 流れ 」 という言葉。

流体力学という言葉から連想されるイメージは、

特殊な分野に限られたものになり勝ちですが、

流れ、と言い換えると、俄然、身近なものに。

お金の流れ、情報の流れ、会話の流れ、など、

人間生活の全般に関わっていることを、改めて思い知らされます。

藤田先生曰く、

流れ、とは、時間が経つと、遠くへ行くイメージのものを言い、

いつか方程式に出来るかも知れない、とのこと。


お金の流れに失敗しない法則、

情報の流れの法則、

必ず笑ってもらえる、あるいは、ノーと言わせない法則など、

いつの日か、実現するかも!?

え、でも、割り切れない部分は、どうするの?

本当に全てをコントロールできるの?なんて...

人の悩みは尽きることなどなく、

スパイラルという名の流れと二人三脚なのかもしれません。。。

                   石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
   I feel fine / The Beatles


番組日記 | 2016年4月24日 08:00

4月17日(日)入門・流体力学

今週は、

城西大学 理学部 教授、

藤田昌大(ふじた・まさひろ)先生の授業でした。

20160417-1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

航空宇宙工学、流体力学がご専門で、

一貫したご研究テーマとして、

「流れのシミュレーション」を追究していらっしゃる先生に、

流体力学の入門のお話を聞かせていただきました。


空気、水、河川、海洋、交通機関、エネルギー、家電製品など、

私たちを取り巻く環境と密接に関わっているのが流体力学。

有史以来、数多くの学者が研究に従事してきた大命題で、

代表的存在として語り継がれているのが、かのレオナルド・ダ・ヴィンチとのこと。

ダヴィンチが残した絵画の中には、

橋脚に川の流れが当たって渦を巻いている構図があり、

この描写が非常に正確であるとされています。


思わず唸ってしまうのが、

およそ200年前には、

既に流体力学を数式に表することができていたものの、

当時は解析には至らず、

コンピュータの出現により、解析が可能になったという経緯。

そして、物理学者はおしなべて、

森羅万象を前に

「どういう法則に支配されているのか」と疑問を抱くものだということ。

公私の別なく、時には寝食を忘れるほどまでに、

こうした感性で世の中を観察することができるなんて、

まさに天賦の才能です。


また、藤田先生が、

近頃、手がけていらっしゃる研究・開発として挙げてくださった

ファンデーション。

主に私たち女性が、ほぼ毎日、肌に塗布する必需品にも、

流体力学が活用されているとは、目から鱗でした。

特にリキッドファンデーションの場合、

肌に塗る段階から、

液体成分が蒸発して乾き、粉の成分がフィットする時に至るまで、

それぞれの過程で流体力学が働いているのだそうです。

世界からも、その高い技術が評価され、

シーズンごとに進化し続けるファンデーションの研究・開発、

これからは、より一層、感謝しながら、

ドレッサーに向かいたくなります。


このように、目に見えるものはもちろん、

目に見えないものにも関わっている流体力学。

その上流を目指して、

来週の講義も引き続き、楽しみにしていましょう。

                   石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
   Ride Like The Wind ( 風立ちぬ ) / Christopher Cross


番組日記 | 2016年4月17日 08:00

4/17・24(日)ゲストの先生は・・・

城西大学 理学部

教授 藤田 昌大(ふじた・まさひろ)先生

 fujita03.jpg

先生ご専門は、"流体力学"です。

気体や液体の運動(流れ)を扱う、物理学の一分野ですが、私たちは日頃の生活の中で知らずにこの"流体力学"による作用を利用しているそうなんです。

今回は日常生活と流体力学の面白い関係性についてお話を伺って行きましょう!


| 2016年4月11日 08:00

Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.