林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

3/2・9(日)ゲストの先生は・・・

城西大学 現代政策学部

教授 倉成 正和(くらなり・まさかず)先生

 

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先生のご専門は、情報通信政策です。

今やほぼ一人一台持っていると言われる携帯電話やPCの普及、あなたの情報管理は大
丈夫ですか?

知っているようで、知らない。

気が付いたら、実は・・・!!なんて、思わぬ所に個人情報流出の落とし穴があるそ
うです。



そんなからくりを伺ってみましょう。


| 2014年2月28日 11:22

2月23日(日)ぐうたらのススメ

今週も、

城西国際大学 環境社会学部 准教授、

名本光男(なもと・みつお)先生の授業。

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今回は、

先生のご著書「ぐうたら学入門(中公新書ラクレ刊)」にちなみ、

' ぐうたら ' について考えるひとときとなりました。


正蔵師匠曰く、

ぐうたら、とは、だらしないことの肯定形。

そして、

' のんびり ' 、 ' ゆっくり ' の上を行く、

究極的な表現。

落語や昔話には、

ぐうたらな人物や暮らしが描かれているからこそ、

普遍的なメッセージとして語り継がれているようです。

あくせくせず、

真面目に、ウソをつかずに生活している人が、

結果的に幸せ、という構図が、

実にシンプルで、

バランスのとれた生き方を示してくれている気がします。


振り返ってみますと、

私たちは家庭のしつけや学校教育を通じて、

計画的、規則的に生活できる人を目指すよう

諭されてきました。

社会生活を全うに営む為には、

時間や期限、善悪など、守るべきことがあるのは確かですが、

プライベートの自由な時間については、

より自由に過ごせる余地がありそう。


せめて、お休みの日くらいは、

一刻一刻、一歩一歩、進みながら、

心の赴くままに過ごすことで、

本質的に楽しく、豊かな、生き方が出来そうです。

                  石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  Life / Sly & The Family Stone


番組日記 | 2014年2月23日 08:00

2月16日(日)ゆっくり。

今週は、

城西国際大学 環境社会学部 准教授、

名本光男(なもと・みつお)先生の授業でした。

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先生のご専門は、生態人類学・民俗学。

ご著書や講義などを通じて、スローライフを提唱していらっしゃいます。

 

風貌も雰囲気も、とてもワイルドな先生ですが、

元々は都会育ちで、

少年時代は自然に触れる機会が少なかったとのこと。

自立されて以降、

山形県と新潟県の県境にある朝日連峰など、

山へ一人で出かけるようになり、

自然の中で暮らすことの脅威と素晴らしさを

体感するようになったのだそうです。


名本先生曰く、登山の魅力は、

「苦労した先に見るもの、得るものには、

 それだけの価値がある」。

これは日常生活にも通じる本質で、

ピンチに陥った時の咄嗟の判断や、

岐路に立った時、どちらの方向に進むのか決めるのは、

全て、自分の責任。

その責任が重いからこそ、

一瞬一瞬、見える景色も、

意義深いものになるのでしょう。


社会生活を営む上では、

自分のペースや自然のサイクルよりも費用対効果や効率が優先され、

何かと強制されている感覚が強くなりがち。

忙しい、という字は、

心が亡くなってしまっている状態から成り立っていると言います。

スローライフ、スローフードの考え方を心の片隅に置くことで、

時間的にも精神的にも

余裕をもって暮らすことができるようになるかもしれません。

                  石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  Stand by Me / BEN E. KING


番組日記 | 2014年2月16日 08:00

2/16・23(日)のゲストの先生は・・・

城西国際大学 環境社会学部

准教授 名本 光男(なもと  みつお)先生

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先生のご専門は、生態人類学・民俗学

ご自身の経験や、現代の生活環境を見て、先生が提唱しているのは『スローライフ』だそうです。

現代人は、忙しすぎませんか?

働きづめでいることに不満はありませんか?

一呼吸おいて、休んでみてはいかがでしょうか・・・

 

今回は自分自身をじっくり見つめなおしてくてください・・・・そんなお話です。

 


| 2014年2月10日 12:40

2月9日(日)過去、現在、未来

今週も、

城西大学 経営学部 准教授、

柳下正和(やなぎした・まさかず)先生の授業。

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今回も、今年4月に8%へ引き上げられる消費税を中心に、

日本の財政、景気について、伺いました。


今般、安倍総理大臣が消費税の引き上げを決断・発表した背景には、

2014年度の国債発行額が過去最悪の180兆円を突破した日本の財政を

赤字から少しでも上向かせ、

再建させようという大義があるようです。

年金制度を維持する為の財源を例に考えると、

過去の繰り越し分、

つまり、

現役世代が支えるという根本的な部分を含め

解決を先送りしてきた問題が浮き彫りとなり、

現代を生きる私たちは

自分たちの代で負うべき責任以上のモノを背負わざるをえないマイナス面ばかりが

先行するというのが実感です。


日本人の国民性は、

とかく、勤勉で我慢強く、新制度にも順応すると評されます。

他方、政権を担う皆さんにとっても、

未知・未来に立ち向かうのだから、

必ずしも結果・成果は保障できないという

大義名分が成り立つのかもしれません。


目の前の政策が、何の為のものなのか、

この国が、どの方向へ舵を取られているのか ―

適時、考え、

時が経って、さらに検証する努力は、

少なくとも積み重ねていきたいところです。

                  石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  Everyday Is A Winding Road / Sheryl Crow


番組日記 | 2014年2月 9日 08:00

2月2日(日)成熟への過程

今週は、

城西大学 経営学部 准教授、

柳下正和(やなぎした・まさかず)先生の授業でした。

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財政学や地方税制がご専門の先生に、

今年4月の消費税増税について、解説していただきました。


1989年4月に当初3%で導入され、

1997年4月から5%へ、

今年4月からは8%に引き上げられることが決定している消費税。

さらに、

来年10月からは10%にまで引き上げられる予定ですが、

今の日本の財政状況を考慮すると

予定どおり引き上げられるのは避けられない様子。


金融緩和、財政出動、成長戦略を柱とする、

いわゆるアベノミクスの恩恵を受けているのは、

目下、

金融商品を保有する高齢者の方々や投資家などが中心で、

私たち一般庶民のレベルが景気回復を実感するのは

まだ先のようですが、

好景気の層が全体の景気を引き上げてくれるのを期待しつつ、

私たちは、監視の目を光らせていかなくてはなりません。


1つは、増税分の税収の使い道。

安倍総理大臣は、

昨年10月1日、消費税を8%へ引き上げることを決定したと発表した際、

持続可能な社会保障を充実させる為と説明していました。

本当に公約どおりの使い道が実現するのかどうか、

情報公開を求める議員の姿勢を見届けながら

予算・決算の内容をチェックしたいところです。


そして、もう1つは、

景気回復の質。

かつてのバブル期のような実態を伴わない経済は、

成熟した社会には相応しくありません。

1人1人が労働の対価として相応しい賃金を手にし、

納税の義務を果たした先には、

国民1人1人が地に足のついていることを実感できるような

安定した経済の実現が期待されます。


私たちは今、様々な分野において、

成熟への過程を歩んでいる ―

次の世代、そのまた次の世代に

より成熟した社会を形作っていくために、

過程の大切さを実感しながら

過ごしてまいりましょう。

                  石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  You're Only Lonely / J.D. Souther


番組日記 | 2014年2月 2日 08:00

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