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  • 第1115回:東京オリンピック開幕まで10日

    気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』

    今日は「東京オリンピック、無観客で開催へ」と題し、開幕の10日前となった今日、改めて「無観客」の意味について考えました。

    今回、ほぼ無観客で開催される東京オリンピックについて、まずお話を伺ったのは、アーチェリー五輪メダリスト、日本体育大学教授で医学博士の山本博さん。

    去年の秋から無観客でやるしか方法はないと思っていた山本さんから見れば、「決定が遅い」と率直に残念だという感想。
    ただ、大会中止や途中での騒動のリスクが減ったため、選手たちは競技に集中することが出来るだろうとのこと。競技性や選手のレベルによるものの、無観客になった分、"ゾーン"という精神状態の高い状態に入り込めば、今までにない記録を打ち出せる可能性もあるとか。

    「今回、スポーツ界の極めて封建的な部分や傲慢さが露になったと思う。『スポーツの力』と口をそろえて言うけれど、具体的な部分は言わない。みんなスポーツが好きだと思ったら大きな勘違い。そういうことを理解せず、開催ありきでやってきてしまった。」というお話には、リスナーの皆さんからも納得や「よくぞ言ってくれた!」のお便りが数多く寄せられました。

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    16時台『後半』は、57年前の1964年に行われた東京オリンピックは、どんな大会だったのか?開幕までスムーズだったのかに注目。

    先月、みずき書林から『緊急事態 TOKYO 1964: 聖火台へのカウントダウン』を出版されたノンフィクション作家の夫馬信一さんに、"1964年の大会は大成功で、今は大苦戦"という思い込みを覆す、目からうろこの話を紹介していただきました。

    「1940年も1964年も振り返れば、東京五輪というのは、毎回、ただじゃ済まない。理由は分からないけれど、とにかくトラブる。心してかかっていただいた方がいいと思う。」と夫馬さん...。

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    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』

    報道スポーツセンターから、全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目を伝えてもらいました。

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    国際ジャーナリスト・小西克哉さんの『今日のオピニオン』

    テーマは「ゲッベルス西村、危ない賭けに出た」

    西村康稔経済再生担当大臣が、新型コロナウイルス対策に従わない飲食店に金融機関から働きかけるよう求めた自身の発言について、方針撤回を改めて表明したニュースを取り上げました。

    問題となった発言について、小西さんは「様々な報道を見ても、西村氏が好き勝手発言したわけではないというのは分かるが、政府は、要請を守っていない店に対して酒を売らないよう卸に要請したり、感染対策ができているか客に密告まがいのことをさせようとしている。これをまず撤回していないのは大問題。」と指摘。

    「偏差値は高いけど、教養がない。本当の教養があれば、社会がどうなるかというのは分かる。漢字が読めない大臣なんてのはまだ許せるけれど、本当の意味で、歴史感覚がないっていうのは非常に深刻で危険なこと。」だと語り下ろし。

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    もっと知りたいニュースのその先『ニュースフカボリ』

    無観客となった競技場周辺の飲食店やホテルなどは、大きく見込みが外れてしまいました。
    今、どんな思いでいらっしゃるのか?これからどのように対応するのか?
    西村志野記者が国立競技場周辺のお店の方々を取材しました。

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    「残念でしかない。やるんだったら、野球とかサッカーとか高校野球だって無観客じゃないの?」「数えるほどしかお客さんが来ない。今からでも(観客を)入れる方向にしてほしい。」というお店のスタッフさんの声をお聴きいただきました。

    また、周辺のホテルには、関係者やメディアが入るので問題なしのホテルもあれば、200室分がキャンセルになってしまったホテルも。

    現在、緊急事態宣言の時期と重なっていますが、それよりも東京オリンピックが無観客になったことの方が影響は大きいようです。

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    『ニュースアトオイ』

    来週、金曜日に開幕する東京オリンピック。参加する選手や役員らの生活の拠点となる選手村が中央区晴海に今日、オープンしました。

    ▼東京ドーム9個分という規模の選手村。yosikosanrepo20210713.jpg

    伊藤佳子記者のレポートでは、国旗が掲げられたベランダから、選手かスタッフと思しき人が手を振っているのが確認できたそう。入村の状況などは明らかにされていません。

    周辺の方々からは、「コロナのことさえ無ければ、歓迎できたのに...」と複雑な気持ちが聞かれました。

    大会期間前後、1万8000人ほどがこちらを利用するとのことです。

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    【今日の1曲】 1/2の神話 / 中森明菜

  • お電話:パラ卓球 岩渕幸洋 選手①

    今日は、東京パラリンピック日本選手団の旗手に選ばれた、パラ卓球の岩渕幸洋さんにお電話を繋ぎました。

    岩渕さんは、1994年生まれ、東京都練馬区のご出身です。

    中学1年の時に卓球を始め、高校3年からパラ卓球の国際大会に参戦。

    2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックに出場し、早稲田大学を卒業後、実業団「協和キリン卓球部」でプレーするプロ選手になりました。2018年の世界選手権では、銅メダルを獲得。生まれつき両足首の可動域が狭く、左足に装具をつけてプレーしています。

    パラ卓球は、障害によって選手のカテゴリーが異なり、岩渕さんのように立ってプレーする選手(立位)に加え、車いすの選手、知的障害の選手に分かれています。岩渕さんは、立位のC9というクラスで、立位の中で2番目に障害が軽いクラスです。
    クラス分けが豊富で、色々な障害をカバーしていることや、73歳の別所キミヱ選手(車いすのクラス)が有名ですが、年齢を重ねてもプレーできるのがパラ卓球の魅力だといいます。岩淵さんも、別所さん超えを目指して80代まで現役発言も飛び出しましたね!

    今日はこのほかに、大会の偉大さに圧倒されて力を出し切れず終わったというリオデジャネイロ・パラリンピックを振り返り。当時の記憶が途中からないくらい、フワフワしてしまったのだそうです。

    この5年間、パラリンピックという大舞台で、どういう風にプレーするかをイメージしてトレーニングしてきた、世界で勝つ厳しさを知る岩渕さんには、来週もお話を伺います。お楽しみに!

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