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  • 第697回:2つの裁判員裁判

    気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
    日米貿易協定の承認案が可決されたニュース、今後の展望も含めてお伝えしました。 
    アメリカの求めに応じ、来年1月1日から適用されることになる貿易協定、改めて、その内容を細木美知代記者が整理。
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    消費者にとっては、米国産牛肉の価格低下などで恩恵がありそうですが、国内の農家は厳しい内容に。
    そしてこの先、自動車とその関連部品、それ以外の分野にも、アメリカ側の要求がエスカレートしてくる懸念もあるのでしょうか?
    経済産業省の官僚時代、アメリカとの通商交渉を担当した中部大学特任教授の細川昌彦さんは、
    「完敗かウィンウィンかが問題ではない。日本が求めていた自動車関税撤廃が曖昧になっている。来年以降の交渉が大事になる。きちんと自動車の関税撤廃できるか、農産物での譲歩が行われないか、この2点が最大のポイントになるだろう。
    国民は厳しい目で見続けなければならない。
    トランプ大統領は、当面は大統領選挙で頭がいっぱい。今回、アピールできる材料を作れたので、とりあえずは喜んでいる。では、今後どこまで彼ら(アメリカ)が本気で交渉するつもりなのかが焦点になる。」と解説してくださいました。
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    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は2つの裁判員裁判に注目。
    まず1つ目、「新潟女児殺害事件の判決公判」です。
    殺人などの罪に問われていた、小林遼被告の裁判員裁判。
    新潟地方裁判所で今日15時から開かれた判決公判には、33席の傍聴席を求め、675人が列を作りました。
    裁判では、被告に殺意があったかなどが争点となっていましたが、無期懲役が言い渡されました。
    西村志野記者が事件をおさらい。
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    かわって2つ目、「東海道新幹線殺傷事件、第3回公判」。
    殺人や殺人未遂の罪に問われている小島一朗被告の裁判員裁判。
    横浜地裁小田原支部で開かれていた第3回公判を傍聴した竹田有里記者に伝えてもらいました。
    被告人質問で小島被告は、「死亡した梅田さんに「待て、話を聞け」と言われたが、問答無用で何回も首になたを振り下ろした。よし、人を殺せたぞと目標を達せたと確信。車掌も襲おうと思ったが、これ以上やると死刑になると思ったからやめた。」など淡々と話し、一貫して反省の弁はなかったということです。
    犯行前、秋葉原無差別殺傷事件などの凄惨な事件と裁判について調べていたという小島被告。犯行を練った経緯など時折、笑みを浮かべながら供述。
    精神鑑定をした医師は、「人格障害・パーソナリティ障害ではあるが、犯行とは直接因果関係はない。本気で言っている可能性はある。」と証言、その間、小島被告は頬杖をついてあくびを繰り返していたということでした。明日12月5日第4回公判、来週月曜12月9日第5回公判、12月18日判決公判となります。
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    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから、17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介!
    今日は、「中国の流行語大賞はブロックチェーン」というニュースも取り上げます。
    中国では国策として、仮装通貨・ブロックチェーンの整備が進んでおり、年代問わず幅広く使われている言葉だということで、ITの部門では日本は後れを取っていることを感じられる流行語です。


    コメンテーター 文筆家・古谷経衡さんの『今日のオピニオン』テーマは「東大特任准教授の炎上騒動」
    東京大学大学院情報学環・学際情報学府の大澤昇平特任准教授が、自身のTwitterに「(自身の経営する会社では)中国人を採用しない」などと投稿した問題で、大澤氏が「迷惑、不快感を与えた点について、深く陳謝します」とTwitter上で謝罪したことを受け、日ごろからネット上のヘイトスピーチや差別発言を観察研究している古谷さん、やや興味を持って、大澤氏がこれまで1冊だけ出した著書を読んでみたそうです。
    その中には一カ所だけ、テレビやメディアが中国や韓国のマナーの悪さばかりを取り上げ嘲笑するような風潮は大反対であると書いていて、今回問題になっていることとまったく反対のことが...。
    「Twitterには校閲・校正などの中間媒体がない、要するに本性はTwitter。Twitterのほうが本当だと思わざるを得ない。僕もよく分かるけれども、趣旨を損なわない程度で校閲の中で言葉が丸めらることはある。編集をする中間媒体がいかに偉大か。一度、自分自身で脳内校閲してください。講演なんかで言えないことじゃないか、考えてから呟いてください。」と語り下ろし。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    高橋将市アナウンサーが、取り上げたのは「早くも奥川フィーバー!? ヤクルトスワローズ 新入団選手発表」!
    ドラフト会議から1カ月半、各球団で新入団選手発表会が行われる季節です。
    昨日、ヤクルトスワローズの新入団選手発表会が、新橋のヤクルトホールで行われました。この日は抽選で選ばれた250組500名のファンが招待されたのですが、一般公開を始めてから最多の4000人もの応募があったというところからも注目度の高さを感じますよね。
    高津臣吾新監督と新入団選手6人、奥川恭伸選手、吉田大喜選手、大西広樹選手、長岡秀樹選手、武岡龍世選手、杉山晃基選手。
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    奥川選手は、現在ヤンキースで活躍中の田中将大投手を目標に挙げ「投手としての全てを持っている。エースらしい存在」と語りました。

    ▼会場となったヤクルトホールには、奥川投手のレプリカユニフォームが売り出されていました。球団関係者の方によると、新入団選手発表会の場でレプリカユニフォームが売り出されたのは、奥川投手が初めてだそうです。
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    ▼古谷さんの「素朴な疑問」コーナーにズバリ答えた将市アナ!一美キャスター&水谷アナからも「古谷さんとちゃんと話が噛み合っていた!」と謎の誉め言葉をもらい、ホッと胸を撫でおろしていました(^^)
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    『ニュースパレードアネックス』
    今年も台風15号や19号、頻発する地震など、自然災害が相次ぎました。
    またスペインでは #地球温暖化対策 を話し合う国連の会議、COP25 が開かれています。
    東京ビッグサイトでは今日から、気候変動に対応する、環境・防災総合展「気候変動・災害対策ビズ2019」が始まりました。
    取材した伊藤佳子記者のレポートによると、個人向けというよりは、自治体や企業、老人ホームなどの運営者に向けた展示が多く、お客様や従業員をどう守るのか、大事な商品や工場のためにどう備えるのかが必要な時代になったのだと感じると同時に、様々なグッズや商品が進化しているのを感じる展示会だったとのこと。明後日6日まで開催されています。


    『SAKIDORIクリニック』
    本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生が、今日お話してくださったのは「正しい鼻のかみ方」。
    鼻のかみ方が悪いと、中耳炎になってしまうこともあるそうです。
    大原則として、片方ずつ。あごを引いて、顔をやや下向きに。左側をかむときは左側の顔をやや上に、小首をかしげるような感じにすると良いそうです。鼻水にはウイルスや細菌がウヨウヨなので、鼻をすするのは最悪!優しく何度もかむようにしましょう。


    【今日の1曲】 冬のうた / Kiroro

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