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  • 第861回:明日から始まる「Go To トラベル」

    今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
    明日から始まる「Go To トラベル」、果たして無事にスタート出来るのかサキドリしました。

    旅行会社や宿泊事業者を対象に説明会が、全国7カ所で開催。東京会場の一つ、イイノホール&カンファレンスセンター前から、西村志野記者のレポートです。
    午前と午後の2回行われた説明会のあとには、30分ほど参加者からの質疑応答コーナーも設けられたそうですが、参加された方からは
    「対象期間が思った以上に短かった。」「団体旅行の場合、代表者が東京の方でなければ良いらしい。全員分の名簿は求められない。」
    「若者や高齢者というのはそれぞれ何歳~何歳のことを指すのか、宴会はどこからどこまでが宴会なのかなど定義が明らかにされず、そのあたりは任せると言われた。」など、「本当ですか?」と戸惑う内容のこともあったという話もあがりました。
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    お話を伺ったのは、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん。
    西村記者のレポートを聞いていて、「団体旅行の代表者が東京以外ならばOKというのは僕も衝撃だった。じゃあ、(除外されるはずの)東京の人も一緒に行けばいいという解釈になるのでは?いずれにしろ明日から始まるのに、今日の夕方の時点でこれだけしか情報がないというのが驚き。見切り発車でスタートすることだけは間違いない。」
    また、すでに東京除外でのマイナス面が経済的な部分で出てきていることも紹介してくださいました。
    感染症対策を施さない宿は「Go To トラベル」対象外になるということにもなり、事務局がしっかりと立ち上がってから、お客様が申請を出すということになりますが、民泊や個人経営の宿が後々対象外になってしまう恐れもあるとおっしゃっていました。

    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    九州や長野県、岐阜県などに大きな被害を出した豪雨から2週間余りが経ちました。
    熊本・人吉市の現在の状況を、発災直後にも状況を伺った宮原みさとさんに伺いました。
    2週間前に比べ雨も減って、ボランティアの方々が来てくれているようですが、コロナの影響も相まって、人手が足りていないところも...。
    独居老人の方や一人暮らしでコミュニティに属さない方々の復興作業が進まず、差が出てしまっているようです。
    「ボランティアで来てくださった県の応援の職員の方などが、戻られてから感染が分かったりもして、ピリピリ。皆さんには、まずは募金等、お気持ちの範囲で構いませんので、お願いしたいです。」と語ってくださいました。

    新たな問題として、浸水した家屋に大量にカビが発生、被災者を悩ませています。
    家屋のカビの危険性や消毒方法について、東北大学大学院の吉田真紀子助教に伺いました。
    今現在、ネットなどで調べると、多くの自治体さんが消毒などについて掲載していますが、日本環境感染学会が示したガイダンスはアメリカのCBCが出したものを元にしていると言います。大きく違うのは、浸水後に家に戻った際に気を付けないといけないこと、お掃除の際に気を付けないといけないことが書かかれているところ。これが重要だと感じたと吉田助教。
    除去作業では、カビと泥を分けて考えること。
    家の中に入った泥は、山の中・川の中・生活排水が混ざってしまっている泥なので、物理的になくしましょう。
    泥の撤去作業の際には、泥を直接触らないよう、泥が乾いてほこりになったものを吸い込まないよう、ゴーグル・マスク・ビニール手袋を着用し、底の分厚い靴で。
    カビは、水でどんどんと洗い流します。防犯に気を付けながら、出来るだけ、日中は窓などを開け放して、乾燥させ、見た目にジュクジュクしなくなったらエタノール、次亜塩素酸ナトリウム、塩化メンタルコニウムなどを使って消毒を。
    この梅雨時期のカビにも有効なお話でしたね。

    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    『ニュースパレード』の主な項目を紹介。
    今日は、八王子のスーパー「ナンペイ」事件の押収拳銃に関する新情報もお伝えしました。
    25年前のこの事件ではフィリピン製の回転式拳銃が使われたと見られていますが、新たに、11年前に別の事件で逮捕された暴力団組員から押収された拳銃の「線条痕」が、現場に残された銃弾のものと類似していたことが分かりました。
    拳銃を隠し持っていた男は、警視庁の調べに対し、「ナンペイ」事件への関与を否定した上で、拳銃について「誰にもらったかは絶対に言えない」と話しているということです。
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    国際ジャーナリストの小西克哉さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
    テーマは「コロナパーティーは都市伝説か?」
    先週この番組でも取り上げた、新型コロナウイルスに感染してアメリカ南部テキサス州の病院で死亡した30代男性が生前、感染者と同席してウイルスがうつるかどうかなどを試す「コロナパーティー」に参加していたというニュースについて、「コロナパーティ―」が本当に開かれたのか、『WIRED』という雑誌にジェレミー・ホーガン氏が検証をまとめました。
    ニューヨークタイムズやABC、CNCなど小西さん自身もかなり調べてみた結果、テキサス州の男性、アラバマ州での大学生、「伝聞に次ぐ伝聞で、何らかのパーティーに参加したことは確かだけれども、それがコロナパーティだったかは実は真偽が分からない。本人がわざわざ感染しに行ったかどうかも一概には言い切れない。」ということが分かったそうです。
    「今回色々なメディアを検証してみて、メディアによって報道の仕方、濃さ薄さも全然違う。しっかりと確認していることだと思ったけれど違う。情報源は秘匿しなければならないし、謎が謎を呼び、陰謀説が流れるのとある意味同じからくり。報道する・紹介する際には気を付けないといけないこと」だと語りました。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    松井佐祐里 アナウンサーが、「メジャーリーグは現地23日の開幕に向け、キャンプが最終盤を迎えた」など今日のスポーツニュースをお伝えしました。
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    『ニュースパレードアネックス』
    覚せい剤取締法違反などの罪に問われた槇原敬之被告の初公判が東京地裁で開かれ、検察側は懲役2年を求刑しました。
    取材した新岡瑞佳記者によると、槇原被告は黒のスーツ、黒縁メガネ、大きめのメガネ、ひげもそって、髪も刈り上げ、すっきりした感じで出廷。
    起訴内容を認め、「全然楽しくないし、警察にずっとおびえて生きていくのもバカバカしくなって、薬自体が嫌になってやめた。こういうものを捨てるときは気を付けた方がいいと聞いたことがあって、とりあえずとっていた」と説明。
    使用については否定し「つらいこともパートナーの彼と分かち合えている。薬物を使わなくても十分幸せを感じている」と語りました。
    ファンの方からは、何があってもファンで居るという思いと、再犯を恐れる声も聞かれたということです。
    判決は来月3日に言い渡されます。

    【今日の1曲】 恋をとめないで / COMPLEX
  • お電話:パラトライアスロン 秦由加子 選手(キヤノンマーケティングジャパン・マーズフラッグ・稲毛インター所属)

    今日は、4年前のリオデジャネイロパラリンピックのパラトライアスロンで6位入賞を果たし、東京パラリンピックでのメダル獲得が期待されている秦由加子さんにお電話を繋ぎました。秦さんは、2018年10月16日・23日以来のこのコーナーへのご出演となりますが、お元気そうなお声でしたね!

    最近ではアエラ6月15日号の表紙を飾った秦さん。ご覧になった方も多いのでは!?
    「都内某所での撮影、写真家の蜷川実花さんに撮影していただいた。見てくれた人からは、力強い感じでかっこいいと言っていただけて、義足がそんな風に言われる時代が来たんだなと。」蜷川さんや今回の企画をしてくださった皆さんに感謝の気持ちが溢れていました。

    コロナ禍の今、自宅でローラー台にバイクを置いてそれを漕いだり、筋力トレーニングなどをしていたそうです。6月に入ってからはジムやプールにも行けるようになり、水泳大好きな秦さんは嬉しそう。自粛期間中も、屋内トレーニングをメインに継続して行えたことで、自分の成長や変化に気付けたのは良かったとか。

    秦さんの競技を続ける原動力は何なのでしょうか?
    「たくさんあるけれど、自分の人生の可能性を広げたいというのが1つ。競技を続けていく中で、たくさんの人と関わって、何も一人ではできない。可能性を得た喜びも誰かと共有できないと意味がない。」と語ってくださいました。

    次は、10月にカナダでパラトライアスロンの世界戦が再開される予定です。しかし、コロナ感染が収束していないので、世界ランキングや東京パラへの反映はされないことになっているそう。
    「原動力になっているのは、東京パラで結果を出すだけじゃない。原動力はたくさん!モチベーションは落ちていない!」と前向きにお話してくださいました。

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