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  • 第1070回:どうなる、ワクチン接種

    気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』

    今日追いかけたのは「どうなる? ワクチン接種」!

    菅総理が言う「7月末まで」に、高齢者へのワクチン接種は完了するのか?
    野党3党で立ち上げた新型コロナウイルスのワクチン接種状況を確認するためのフォローアップチームの座長、立憲民主党の長妻昭副代表にお話を聞きました。

    長妻さんは、すでに予約の段階で、お子さんたち総動員で臨める人と一人暮らしの方とで「予約格差」が出てきていることにも懸念。

    そして、今のところ最高記録でも1日35万回しかワクチンを打てていない現状から、「このままでは7月末までに完了するのはとても不可能。本気度が足りない!1日100万回打つには、打ち手が何人いるのか、計算すれば分かるわけで、今、計算中だという。人もお金も増強して、ボランティアの方ももっと募集していかないと!」と訴え、なんとなく"今のままで出来ます~"という緩い雰囲気を長妻さんも感じていると語りました。

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    16時台『後半』注目したのは、アメリカでワクチン接種が進んでいる理由について。

    お話を伺ったのは、感染症がご専門、元外務省医務官で、扶桑社から「ウイルスと外交」という著書を出されている、ふかやクリニック 院長の古閑比斗志さんです。

    アメリカを始めとした欧米諸国はワクチンの対応は「戦時対応」で進めることが出来ており、日本は平時の対応の延長戦のままの考え方、危機管理の意識が浮き彫りになった形だといいます。

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    『SAKIDORIニュースパレード』

    報道スポーツセンターの石川真紀キャスターと一緒に、このあと17時から始まる全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目を伝えてもらいました。

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    国際ジャーナリストの小西克哉さんが語り下ろす『今日のオピニオン』

    テーマは「まったく注目されなかったG7外相会議」

    日本時間6日未明に閉幕した要7カ国(G7)外相会議。採択した共同声明は「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記されました。

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    久しぶりの共同声明、外交用語の英語は動詞に注目して見ると、英語の文章のひだから強さやスタンス、何に重きを置いているのか、温度差というものが見えてくると小西さんが解説してくださいました。

    1番強いのはdemand「要求する」、その次がdenounce「糾弾する」、その次がconcern「懸念する」になり、これについてはさらに細かく読み解くことが出来、①great concern「重大な懸念」、②serious concern「深刻な懸念」、③deep concern「深い懸念」でニュアンスが違うそうです。

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    『ニュースフカボリ』

    すでに世界で始まっている「ワクチン・ツーリズム」とはどんなもの?
    ジャーナリストの山田順さんに伺いました。

    「ワクチン・ツーリズム」とは、ワクチン接種を目的とした海外旅行のこと。インドでは国外脱出し、海外でワクチン接種を行う富裕層も増えています。

    富裕層・余裕がある中間層の「ワクチン・ツーリズム」が拡大すると、今後、それが出来ない庶民層との格差が広がって、経済格差=安全格差という図になりかねないとのこと。

    ニューヨーク市では今月8日、観光客に対する無料のワクチン提供を始めることを表明したというニュースもあり、諸外国では、自国のみならず他国の人間へのワクチン接種にも積極的になってきているという現状もお話しいただきました。

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    素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』

    高齢者のワクチン接種の受付が本格化していますが、予約は進んでいるのか?
    西村志野記者は巣鴨で、街の皆さんに取材。

    今日お話を聞いた方の中には、「既にワクチンを打った」という方はいませんでしたが、75歳の男性、お一人から「予約はとれた」というお話が聞けました。

    やはり、予約が取りたくてもなかなか繋がらないというお話が多く、「インターネットを見ることが難しい方もいるので、防災無線などで情報をお知らせしてほしい。」「医療従事者の娘がワクチンを打って、少し体調不良になったので、様子を見ようと思っている。」という方も。

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    【今日の1曲】 たどりついたらいつも雨ふり / モップス

  • お電話:パラ陸上400m代表 石田駆 選手

    今日は、パラ陸上のT46クラスの400mの東京パラリンピック代表に内定し、国立競技場で行われたパラ陸上のテスト大会でも走った愛知学院大学4年、石田駆さんにお電話を繋ぎました。

    1999年、岐阜県各務原市のお生まれの石田さんは、中学から陸上競技をはじめ、岐阜聖徳学園高校時代にはインターハイの400mに出場し、2018年、愛知学院大学に入学。

    その後、左肩の違和感に気づき、骨肉腫と診断されると切断という選択肢もありましたが、陸上を続けるため、人工関節を入れました。

    出術からおよそ半年後の2018年12月、練習を再開し、翌2019年からパラ陸上に参戦。100mと400mで日本記録を樹立すると、ドバイでの世界選手権400mで5位入賞を果たしました。100mでは11秒18、400mでは49秒44の日本記録をお持ちです。

    石田さんは4月1日現在において世界ランク5位で条件を満たし、見事、東京パラリンピック代表の内定を勝ち取りました。

    今の率直な思いを伺うと、「2年前のドバイの世界選手権で内定を逃して、ずっと不安との戦いだった。素直にうれしい!」とのこと。

    実際に今日、国立競技場を走ってみて、「出来たばかりの会場で無観客ではあったけれど、すごい迫力だった!」と良い刺激を受けたそうです。

    パラ陸上を始めて、ちょうど2年。

    1年延期にはなりましたが、東京パラリンピックまでモチベーションを保ち続けてきたという石田さん。

    さらに、東京パラリンピックの先には、9月17日からの全日本インカレ(埼玉熊谷)に出場するという、もう1つの目標が!

    「中高と全国の舞台で活躍してきた、今までの自分を裏切らないように!」と語ってくださいました。

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