
今日お電話を繋いだのは、東京パラリンピック出場を目指すゴールボールの辻村真貴さん。
1994年生まれ、横浜市のご出身です。盲学校の高等部でゴールボールに出会い、大学では自ら ゴールボール部を設立しました。その後、所属チーム「アマリリス」のエースとして、2017年から 2019年まで日本選手権を3連覇し、3年連続MVPを獲得。
現在、コカ・コーラボトラーズジャパンの社員として、競技と業務を両立していらっしゃいます。
今日は、改めてゴールボールという競技の紹介から、今月末に新宿スポーツセンターで予定されていた日本選手権の中止について、さらに現在のコロナ禍での練習で辻村さんが重点的に行っていることなどをお聴きしました。
日本選手権で3年連続MVP、日本代表経験もある辻村さんですが、現在、東京パラリンピックでの代表入りはまだ確定していないということで、代表選考の厳しさを感じる一方で、日本のゴールボールの未来が明るいという、前向きなお話をしてくださいました。
今日は、車いすラグビーの元日本代表で、現在はパラ自転車で2024年のパリ・パラリンピックを目指す官野一彦さんにお電話を繋ぎ、お話を伺いました。
官野さんは、1981年生まれ、千葉県袖ケ浦市のご出身です。
木更津総合高校野球部では1年生からレギュラーで活躍。2004年、サーフィン中の事故で頸椎を骨折し、車いす生活になりました。
2006年、車いすラグビーをはじめ、翌年には日本代表に。去年3月に車いすラグビーを引退し、現在、パラ自転車に取り組んでいらっしゃいます。
前回のパラリンピック・リオ大会では、車いすラグビー日本代表として、銅メダルを獲得されている官野さん。今日は、パラ自転車への転向のきっかけや、ご自身がクラウドファンディングで立ち上げたジムに込められた思いなど、語っていただきました。
「ジム設立は、様々な人への恩返し。一人の力ではここまで来られなかった。パラリンピックはこれから2024年、2028年と続いていく。だからこそ若い人をサポートしたい気持ちがあった。」
去年12月に開業したばかりの官野さんのジム。障害を持っていてこれから選手になりたい人や健常者の利用も大歓迎とのことです。
詳しくは、こちらをご覧ください⇒ ■「TAG トレーニングジム」
今日は、このコーナーのご意見番で40年に渡って障害者スポーツを取材している写真家の清水一二さんにお電話を繋ぎ、パラリンピックを何度も取材している写真家として、コロナ禍のこの1年を振り返って考えたことなどをお話していただきました。
日本車いすフェンシング協会の理事でもある一二さん。車いすを固定して行う競技である車いすフェンシングは、どうしても「密」になってしまうため、選手同士の合同練習ができていない現状。
また、東京パラリンピックで車いすフェンシングにかかわるボランティアは、会場である幕張メッセに通いやすい千葉の大学生を中心に、220名ほどを確保し順調だったのですが、大会が1年延期となった今、学生たちは進級や就職活動に伴い、辞退せざるを得ないという事態になってしまったそう。
それでもなんとか追加募集で80名は集まったそうですが、あと20名ほどは必要で、車いすフェンシングにかかわるボランティアの人材確保・育成の急務についても語ってくださいました。
今日は、先月末の「全日本パラ馬術大会」で優勝した高嶋活士さんにお電話を繋ぎました。
高嶋さんは、1992年のお生まれです。
2011年にJRAの騎手免許を取得し、2013年、東京競馬場での障害競走で、馬が障害をうまく飛び越えられず、並走していた馬に接触する形で落馬しました。意識を回復したのは1週間後のことで、懸命なリハビリを続けたものの、右半身にまひが残り、2015年に引退。
その後、パラ馬術に転向し、現在、コカ・コーラボトラーズジャパンの社員として、仕事と競技を両立しながら、東京パラリンピック出場を目指しています。
パラ馬術はパラリンピックで唯一、動物と一緒に参加する競技です。
今日は、パートナーの「ケネディ号」とのコンビネーションについてや、コミュニケーションをとる上で工夫されていることなどからお話していただきました。
すでに「ケネディ号」と東京パラリンピック出場の規定は満たしている高嶋さん。優勝した全日本大会は、来年の東京パラリンピックのパラ馬術の会場となる馬事公苑で行われたということで、「観客は居なかったものの、特別な雰囲気を感じられた」と手ごたえバッチリだったようです!
吉田愛梨です。
病気と闘う子どもたちにクリスマスプレゼントを届けたいという想いから始まった
「東京グレートサンタラン」
企画・運営を担当している、学生子ども会議・代表の須藤さんにインタビューし
今日のサキドリ最前線でお伝えしました。
グレートサンタランは参加者全員がサンタクロースの格好をして
ランニングやウォーキングするチャリティー・イベントで、
集まった参加費で入院中の子どもたちにクリスマスプレゼントですが、
もともとは、イギリスで始まり、
2009年から大阪で、2018年から東京でスタートしました。
去年まではイベントの参加費で、おもちゃや絵本を購入して
入院中の子どもたちにプレゼントを配り、病院のプレイルームなどを借りて
クリスマス会も行っていたそうです。
今年は新型コロナウイルスの影響で、
イベントは中止となり、子どもたちのプレゼントを購入する資金がありません。
そこで、今回は学生子ども会議が主体となり、
クラウドファンディングで全国からの参加者を募っています。
今年は集まった資金で子どもたちのプレゼントを購入し、都内の5つの病院へ届け、
オンラインでのクリスマス会を開催して
紙芝居やクイズ大会で子どもたちとクリスマスを祝う予定だということです。
クラウドファンディングの寄付金額は1,000円と
3,000円から選ぶことができ、
寄付だけでなく、子どもたちへのクリスマスメッセージも募集しています。
「東京グレートサンタラン」、
クラウドファンディングの〆切は今週の金曜日12月4日です。
「東京グレートサンタラン」のホームページを
是非覗いてみて下さい。