林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

1月22日(日)スペシャリストの願い

今週は、

城西国際大学 福祉総合学部 教授、

烏野 大(からすの・ひろし)先生の授業でした。

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介護支援専門医の資格を持ち、

理学療法学科で教えていらっしゃる烏野先生に、

ご専門分野である物理療法の入門のお話を

聞かせていただきました。


太陽光、温泉など、自然的エネルギーを使って体の調子を整える、物理療法。

より医療に近い行為を指しますが、

私たちが日常行っている、入浴、日光浴、森林浴なども、

広義では、物理療法に含まれるそうです。

大切なのは、適度な量を与える、ということ。

日光にしても、温熱や超音波、光線、牽引、電気刺激にしても、

過度になると、細胞を壊したり、悪影響を及ぼす可能性がある為、

細胞の活性化に繋がる好ましい量を調節して加療することが

重要なのだそうです。


物理療法のうち、様々な場面で使用される超音波療法。

微細な振動を与えることで細胞が震え、代謝がアップすると考えられていて、

例えば、骨折した場合に、骨の癒合を早める為にも活用されています。

また、筋肉の凝りをほぐすのにも、超音波が利用され、

マッサージ器のドンドンといった大きな動きよりも、

超音波の細かな振動が適するとされています。


授業の中で、先生が仰った、

「 加療によって気分がリフレッシュすれば最高 」という言葉。

豊富なご経験と、痛みや症状の傾向から、

その人その人に合った治療方法、ペースを探りながら、

寄り添ってくださる ―

医療・介護のスペシャリストの方々の心意気と存在の大きさに

敬意を表し、

同時に、我が心身への責任を省みる授業でした。

                    石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  Just One Look / Linda Ronstadt


番組日記 | 2017年1月22日 08:00

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