くにまるジャパン 極 文化放送 番組サイト

毎週月曜日〜金曜日 9:00~13:00 文化放送

12月9日 これぞ60年代のフィリー・サウンド!

今週のゲストは、サンコンjr.さん。
ウルフルズのレコーディングに際し、いろいろな音源を聞いていたところ、
ふと耳にとまったのがチャビー・チェッカーのサウンド。
このドラム誰だろう? え? フィラデルフィアのスタジオ・ミュージシャン?
フィラデルフィアって...? というところから探求が始まりました。
たどりついたのが「カメオ/パークウェイ」という、
1960年代前半にヒット曲を連発していたレーベル。
1956年設立、1967年までフィラデルフィアでヒット・レコードを出し続けたレーベルだった。フィラデルフィアで制作されていた人気番組、「アメリカン・バンドスタンド」と深い関わりがあり、所属アーティストが続々出演したことでヒットに結び付いた。しかし64年に番組がLAに引っ越してしまったことやブリティッシュ・インヴェイジョンのあおりを食らうなど様々な要因で斜陽となり、1967年倒産の憂き目に。
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*プレイリスト*
1)ザ・ツイスト/チャビー・チェッカー The Twist / Chubby Checker
一世を風靡した「ツイスト男」、チャビー・チェッカーの代表的なヒット。
2)ドゥ・ザ・バード/ディー・ディー・シャープ Do The Bird/Dee Dee Sharp
*62年16歳でデビュー、翌年にかけ5曲の全米TOP10を放つ。
 この曲はその最後で最高位10位。レーベル付ソングライター・
 チームのカル・マンとデイヴ・アペルによるナンバー。
3)ユー・キャント・シット・ダウン/ザ・ドーヴェルズ
You Can't Sit Down / The Dovells
 *フィラデルフィアの高校の同級生で結成されたドゥ・ワップの
  グループ。リード・シンガー、レン・ボリソフは後に改名し、
  レン・バリーとして「1・2・3」の大ヒットを放つ。
  この曲は63年に全米3位を記録した、彼らにとって最大のヒット。
4)ファンキー・ルックのお嬢さん/ボビー・ライデル
   Gee It's Wonderful / Bobby Rydell
 *1942年フィラデルフィア生まれ。8歳でTVのタレント・
  スカウト番組に合格し芸歴をスタート、59年にカメオと契約、
  64年までに18ものTOP40ヒットを放ち、
  映画「バイ・バイ・バーディ」にも出演している。
  この曲は「アイル・ネヴァー・ダンス・アゲイン」との
  カプリングで全米109位を記録。
5)サーフ・パーティ/チャビー・チェッカー Surf Party/ Chubby Checker
*サンコンさんを60年代初頭のフィラデルフィアに誘うことになった
 超絶技巧ドラムの聞けるご機嫌なナンバー。
「とにかく陽気、能天気なのがいいよね~」と邦丸さん。

*オープニング・ナンバー*
TSOP/MFSB
こちらは70年代フィリー・サウンドを代表するナンバー。
「カメオ/パークウェイ」がつぶれた後、そのオフィスやスタジオを買い取ったのが、実はギャンブルとハフのフィラデルフィア・インターナショナル!
「つながってるんだね~」と邦丸さん。



★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★

11月24日 チョー大物、ハコの嵐!

今週は萩原健太さんをお迎えしました。
「コロナ禍で今年前半のリリース予定が大幅に伸びてしまって、
 でも年内に出してしまおうということなんでしょうか、
 ここへ来て大物アーティストのボックスセットが次から次へとリリースされてるんです...」
ということで、ファンには見逃せない「ハコ」を4セットご紹介。
詳しくは健太さんのブログをご覧ください!
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*プレイリスト*
1)メイク・ザ・ワールド・ゴー・アウェイ(アンダブド・リミックス)/エルヴィス・プレスリー 
Make The World Go Away(Undubbed Remix)/Elvis Presley
「あの『この胸のときめきを』を録ったセッションなんです」
「なるほど...」
*「フロム・エルヴィス・イン・ナッシュヴィル」
 1968年に第一線復帰、新たな黄金時代を迎えたエルヴィス。
  70年6月・9月の6日間で大量の録音を行い、その成果が
  70年代のヒット・アルバムの中核を構成することに。
  今回のハコ(11・20発売)でセッションの全貌が明らかに!
2)スカイライン・ピジョン(ピアノ・デモ)/エルトン・ジョン
Skyline Pigeon(Piano Demo)/Elton John
「初期のエルトン、吟遊詩人と呼ばれていたころのデモ音源など満載です」
「いいね! 若い!」
*「エルトン・ジョン ジュエル・ボックス」
 隠れた名曲、初期自作曲、シングルB面曲など集めた8枚組、
 全148曲入り。未発表曲が60曲。初デジタル音源化81曲!
3)サークル・ゲーム/ジョニ・ミッチェル
(1967年、フィラデルフィアWHAT FM出演時の録音)
Circle Game/Joni Mitchell
ラジオ出演時の音源。ホストであるミュージシャンがハモりをつけていたりする。
「ここは邦ちゃんと違うね! 邦ちゃんミュージシャンじゃないからなあ」
 *ジョニ・ミッチェル「アーカイヴス・ヴォリューム1
   ジ・アーリー・イヤーズ 1963-1967」
  ジョニのキャリアを総括するアーカイヴ・シリーズが始動、
  第一弾はデビュー前の63年から67年の音源を集大成。
  2015年以来闘病中である本人も全面的に協力、
  全5枚とブックレット、29もの自作未発表曲を収録!
4)ロッタ・ラヴ(1976年、武道館ライヴ)/ニール・ヤング
   Lotta Love/Neil Young
「めちゃくちゃ音いいですね!」
「本当はライヴ盤を出す予定があったのできちんと録音してあるんですね」
*ニール・ヤング「アーカイヴス・ヴォリューム2 1972-1976」
72〜76年、ほぼ3年半の音源がCD10枚に。
全131曲入り。うち、12曲が初お目見えの未発表曲。
さらに49曲が未発表ライヴ、別ヴァージョンなどレア音源
★参考価格(ニール・ヤング以外はタワー・レコード・税込)
エルヴィス・プレスリー(4枚組) 5138円
エルトン・ジョン(8枚組+豪華本) 13751円
ジョニ・ミッチェル(5枚組+ブックレット) 8900円
ニール・ヤング(直販サイトのみ) 通常盤 159・98$
*オープニング・ナンバー*
タキシード・ジャンクション/グレン・ミラー楽団(グレン・ミラー物語 オリジナル・サウンドトラック)
「ハコっていうんで、ハコ・ハコって歌ってるCMを思い出して...」
邦丸さんはパルコだったんじゃないか? と言ってますが、伊勢丹とか丸井じゃないかという説も。
いずれにしても小売店系? ネット検索してもわからない、だれか教えて~!


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11月18日 幸せは美味しく食べよう!

久々のご登場となった大浦龍宇一さん。
昨日めでたく52歳のお誕生日を迎えられました! おめでとうございます!!
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今回は「音楽のコース料理」という趣向で、相変わらずの楽しい選曲!

*プレイリスト*(大浦さんからのメッセージつき)
1「EVERYTHING I OWN 」bread(持ち込み)

僕にとって、音楽は、美味しい料理、食事です。
その曲と出会った時、もう一度食べた時、
どういう時間や思い出がそこにあったか、今あるのか、
マニアックな目線で言えば、
「この食材にはどんな思いが隠し味にあるのか?」
そこに触れる時知る時に、幸せの味を噛み締めるのです。
EVERYTHING I OWN。
なぜ、この曲を選んだか。その理由は2つ。
1つ、EVERYTHING I OWN。
和訳すると邦題の「涙の思い出」ではなく、
「僕も持っているすべて」「僕の知ってる限りのこと」となります。
しかし、my own ではなく、I OWN。
文法的にはあれ?となり、このタイトルが気になって、
この歌詞の和訳を調べていくうちに、これは「恋愛ソング」ではなく、デビットゲイツが「亡き父に捧げた」曲だったのです。
音楽的なことを言えば、やはりBreadはコード進行とメロディーが美しい。個人的にはAメロと2番の終わりの後のブリッジのメロディ。
Aメロ D Dmaj7 Bm D G Gm6 D D/E A
Bメロ  Em A Asus4 A Em A
サビ   G D Em A...... 
ブリッジ Bm D Gmaj7 G Em G C A

2つ。「バンドスラム」という、良質の青春音楽映画を発見して観ました。
そうしたら、この「EVERYTHING I OWN 」が
まさかの想像もしなかった「スカ」バージョンになって演奏されるのです!
デビットボーイを敬愛する青年が主人公の物語なのですが、
最後には、彼らのyoutubeを見たデビットボーイ(本人出演)が、
自分のインディーズレーベルの初のアーティストになってほしいというすごい結末。とても贅沢な作品。高品質です。この映画もオススメです。

2 「PEACE IN THE HOUSE」JESSIE BUCKLEY(持ち込み)

素晴らしい音楽映画です。近年ではめずらしいカントリー音楽の映画「WILD ROSE」日本にCDガなくて、イギリスから取り寄せました。
前回の番組出演は、この映画が公開して間もなくで、また輸送にかなり時間がかかり、収録日までに間に合わなかったので今回に是非!
劇中では、シングルマザーの主人公が、家政婦で雇われている家から、その主人に勧められて、人気ラジオDJに送るときにアカペラで歌った時のもの。
JESSIE BUCKLEYの心の中にある素晴らしい原材料に、ただただ、感動です。

3 「Real Gone」Sheryl Crow(持ち込み)

これだけ料理がどうだと言っておきながら、
最後のメインディシュになんですが、
こう言いたいです。

理屈抜きに、
美味しいものは美味しいのです!

ピクサー映画、不滅の人気作品「カーズ」1の主題歌から、
シェリルクロウのアルバムには収録されていない、
この「Real Gone」をメインディッシュに持ってきました。

実はですね、今、gibsonから、
シェリルクロウモデルの「カントリーウエスタン」というアコギが
世界限定500本で本人のサイン付きで売られていまして。
お店でいっぱい弾かせてもらいました。いや、良いです。
Sheryl Crow。ベースラインも美しい。髪型も美しい。

とにかく最後は、このHOTなROCKで!

*オープニング・ナンバー*
ホーム/マイケル・ブーブレ
「なんかこの歌聞くと、家帰ってカレー食いたくなるんだよね」(邦丸さん)


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11月11日 バック・トゥ・77

今週のゲストは、中村真理さん。
11月11日といえばゾロ目、ゾロ目の年といえば...1977年!
エポック・メイキングなヒットが山ほど生まれたこの年を、
クローズアップした特集をお届けしました。
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*プレイリスト*
1)愛をくれたあの娘/エリック・カルメン
She Did It / Eric Carmen
ビーチ・ボーイズ・スタイルのナンバーで、
実際にメンバーのブルース・ジョンストンがコーラスに参加しています。
ドラムスはジェフ・ポーカロ「本当にうまいねえ!」と邦丸さん。
2)ドリームス/フリートウッド・マック Dreams / Fleetwood Mac
  Tik tokで、アイオワのジャガイモ農夫が、
  この曲に合わせてジュース片手にスケボーに乗る動画がバズったせいで、
  なんと43年ぶりにTOP40入りという椿事が!
  「もうバンドの中は冷え切っていて、
   スティーヴィー・ニックスが作ったこの曲を聴いた
   元のBF、リンジー・バッキンガムは『俺へのあてつけか』って怒ったんだって」
  「グレン・フライとドン・ヘンリーは、
   ホテルのフロアまで変えてくれ、って言ってたらしいよ」
3)愛ゆえに/10cc
The Things We Do For Love / 10cc
ケヴィン・ゴドレーとロル・クレームが抜けて最初のシングル、
いわば勝負曲だったわけですが、見事に大ヒット!
「いかにもイギリス人らしい、ひねくれた歌詞が印象的なナンバーです」
4)ハロー・ストレンジャー/イヴォンヌ・エリマン Hello Stranger / Yvonne Elliman
*63年、バーバラ・ルイスのヒットのカヴァー。
 「オリジナルは、コーラスが『チュバチュバ』なんだけど、
  イヴォンヌは『シュバシュバ』に変えたの」
 「どうして?」
 「そのほうがオシャレでしょ!」
 真理さんと邦丸&文野コンビのまるで漫才のようなやりとりが爆笑モノでした。

*オープニング・ナンバー*
サンセット77/オリジナル・サウンドトラック
本日の特集にちなんだセレクション。テレビドラマの主題歌です。
「ルート66っていうのもありましたよね!」「ありました、ありました」



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11月4日 ハッピー・バースデイ、ジョンB!

昨日の特別番組に引き続き、2日連続で文化放送にご登場のサンコンjr.さん!
ゆうべは「とりまり&エゴ・サーチャーズ」のライヴもあり、
過密スケジュールの中お運び頂きました。
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今日はウルフルズで共にリズム・セクションを務める頼れる相棒、
ジョンBさんの53回目のお誕生日...ということで、お二人がかつてコピーし、
鍛錬に励んだナンバーの数々をご紹介いただきました!
*プレイリスト*
1)エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ/マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル
Ain't No Mountain High Enough/Marvin Gaye & Tammi Terrell
「ダイアナ・ロスのヴァージョンが有名やけど、こっちのが好きですね!」
2)ギヴ・イット・アップ・オア・ターニット・ア・ルース/ジェームス・ブラウン
Give It Up Or Turnit A Loose (In The Jugle Groove Mix)/ James Brown
このコーナーではしばしば登場する86年のアルバムから必殺トラックが登場。
「拍」についての熱い説明に、西川アナも夢中に!
3)ゲット・リズム/NRBQ 
Get Rhythm/NRBQ
「これは今までと違ってロックンロールなんだけど、とても好きなバンドで。
 なかなかこのニュアンスは出せないんです」
4)アンフェイスフル・サーヴァント/ザ・バンド
Unfaithful Servant/The Band
「キックからほんの少し遅れてベースが追いかける。
 それで音が豊かになる。伊藤銀次さんに教わりました」
*オープニング・ナンバー
ミスター・ベースマン/ジョニー・シンバル
今日は説明しなくても大丈夫...と思いきや、西川アナがなかなか理解してくれず大変でした(笑)


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