林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

7月2日(日)石+意思=化石

今週も、

学校法人 城西大学

水田記念博物館 大石化石ギャラリー 学芸員、

宮田真也(みやた・しんや)先生の授業。

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今回は、

宮田先生お手製の稚貝や鰆の剥製をお持ちいただき、

剥製の作り方と観察する際のポイントから教えていただきました。

例えば、鯛。

骨格の全体像や、鰭の位置、鰭条と呼ばれる鰭筋の数が種類によって異なる為、

これらをよく観察すると、

真鯛、チダイ、アオダイなどの種類を識別できるのだそうです。


また、驚いたのが、魚が化石化するきっかけ。

私の素朴な疑問として、

水の中で暮らす魚類にとって、水分が奪われて化石化することなど、

どうしたらあり得るのか、お訊ねしたところ、

夏場の海底といった上下循環が滞って酸素不足になる環境では、

貧酸素水塊が生成され、

死んだ魚が分解されずに残りやすいとのこと。

いわば、天然のタイムカプセルのような形となり、

数千万年単位もの長い歳月を超えて、

後世にまで残り続けるとは、

もはや壮大な使命を帯びた必然であり、

自然の脅威たるや、かくまで、と感心します。


持ち主が天に召され、魂を宿さなくなった化石でありながら、

後世に残さなくては、何かを伝えなくては、という意思さえ感じ...

化石の世界の奥深さに惹きこまれる授業でした。

                    石川真紀


番組日記 | 2017年7月 2日 08:00

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