斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! 毎週月曜日~金曜日 15:30~17:50 ON AIR
facebook
twtter
facebook
twitter

記事一覧

  • 第71回:現地・大分県日田市の声

    九州北部豪雨、発生から6日目を迎えた被災地、大分県日田市の様子です。現地には伊藤佳子記者が。

    今日は番組のオープニングと『きょうのナマチュウ』のコーナーで、伊藤記者を結んで詳しい現状をお伝えしました。

    写真は、花月川周辺の様子を取材した伊藤記者が撮影したもの。

    hita0710-2.JPG
    JR久大線の線路が橋脚ごと根こそぎ倒れ、流されてしまっているのがお分かり頂けるでしょうか。

    sakidori0710-5.jpg

    越水した花月川沿いにはゴミと土砂が山積みに。雨は落ちていないということでしたが、雲が出てきて空は怖いくらいです。暑さのため匂いも強烈だそう。

    現在、ボランティアの方々が家具の移動や泥出し中心に作業を進めているということです。お住いの地元でボランティア登録すると高速料金が無料になるということもあるそうですので、たくさんの方にボランティアに参加してもらえたら...とのことでした。

    『きょうのナマチュウ』スタジオでは、豪雨に見舞われた福岡県と大分県の今日の動きをまとめて、佐藤圭一記者が伝えてくれました。

    IMG_4052.JPG




    順序が前後しましたが、『ニュースオフサイド』 では、加計学園問題をめぐる閉会中審査を取り上げました。

    国会から山本カオリ記者は「肝心の安倍総理がヨーロッパ歴訪でいない状況で、どこまで真相に迫ることが出来るのか?ということだったわけですが...覚えてない・記憶にないの堂々巡り。」と振り返りを。

    さらにトップを切って質問に立った民進党の福島伸享衆議院議員は「何も答えない。非常に不十分な審議になってしまったことは残念。」と、お話してくれました。





    『SAKIDORIニュースパレード』 石川真紀キャスターが取りあげたのは「飛行機トイレに金塊数十キロ」というニュース。

     台湾から関西国際空港に向かっていた格安航空会社バニラ・エアの機内で、トイレから金塊数十キロが見つかっていたことが10日、税関関係者への取材で分かった。乗客が密輸しようとした可能性があるとのこと。

    不思議なこのニュースを受けて、元・客室乗務員の河合さんが推理!

    IMG_4065.JPG



    月曜コメンテーター、健康社会学者で気象予報士でもある河合薫さん。

    今日の『オピニオン』では、「集中豪雨と温暖化」というテーマで語り下ろしてくれました。

    「昔に比べて、実際に集中豪雨は増えている。温暖化が進んでいることも事実。でも、温暖化は未だに不確実な部分が残っているのも事実。ただし、"温暖化ウソ論"を裏付ける科学的根拠は一切認められていない。」

    自分にとって都合のいい結果・データだけ持ってきて語る"チェリーピッキング"は科学的エビデンスとは言えないというお話。

    sakidori-0710.png




    『SAKIDORIスポーツ』担当は砂山圭大郎アナウンサーです。

    河合薫さんと砂山アナが揃ったら、「卓球の話題?」かと思いきや、今日は「テニスのウィンブルドン 終盤戦へ」というテーマでお送りしました。

    ウィンブルドンの錦織選手の結果、そしてボールボーイとボールガールたちという選手たちを支える、裏方の戦いにスポットを当て、熱く語った砂山アナでした!

    IMG_4072.JPG




    『ニュースパレードアネックス』 東京・下町の夏の風物詩の一つ、台東区浅草寺で昨日から開催されている「ほおずき市」からの中継。

    水谷さんは昨日、見に行ったとか!

    「なんで、行ったのに(ほおずきを)買ってないんだ!」と一美さんに突っ込まれていました。

    1499670712495.jpg

    風鈴の音が西村志野記者のレポートの後ろで聞こえ、涼しげでしたね。外国の方や、浴衣を着た方が多く見られたそうです。

    お話を聞かせてくれた茨城県「つるみさんちのほおずき」の皆さんと一緒に。

    sakidori0710-4.jpg



    月曜の「世の中SAKIDORI」は放送作家でコラムニストの山田美保子さんがお送りする『芸能アラカルト』です。

    先週、「ブログが何やら大変なことに...」と話題になった松居一代さんの続報を伝えてくれました。

    IMG_4082.JPG

    話の流れで山田美保子さんの年齢を知り、一美さんも水谷さんもビックリ!!



    【今日の一曲】island island/TOREMONO

  • 九州豪雨

    きょうのナマチュウは福岡県と大分県で大きな被害をもたらしている九州豪雨についてでした。


    私は今日入ってきた情報などをお伝えしました。


    今日消防や自衛隊2080人規模で行方不明者の捜索を行ったこと、


    小中学校は体育館が避難所になるなどして休校になっているところが多く


    福岡県朝倉市の小中学校は夏休みを10日間前倒しして明日から休みにすること、


    今日新たな避難指示が出されたことなどです。


    そして大分県日田市で取材している伊藤記者が現地の様子を伝えてくれました。


    甚大な被害が出ています。
    92.JPG

    91.JPG
    伊藤記者が撮影した写真です。


    現場からの中継ではボランティアの方が続々と来て、暑い中浸水した家の中の水を出すなどの作業をしたことなどが伝えられました。


    福岡県や大分県ではまだ孤立状態になっている方も多く、今後の天気も心配です。


    これまでの雨により土砂災害や川の氾濫などが起きやすくなっており、警戒が必要な状況が続いています。


     


    佐藤圭一

  • 九州の豪雨を取材して(福岡県朝倉市)

    避難所の外を消防車がサイレンを走り抜けていったときに
    火事かな?と思ったのですが
    避難所にいたかたはこういいました。

    「だれかまた、見つかったのかもしれない」

    自分が避難生活をしていても
    昔から知っている誰かの身を案じながら
    不安な日々を過ごされています。
    20170707ie.JPG

    九州の豪雨が始まってからきょうで6日目。
    この記事を書いている時点で
    犠牲者は21人。
    まだ20人以上の行方が分かりません。

    福岡と大分両県では、1700人が避難生活を続け、
    集落の孤立で250人が取り残されています。

    私が主に取材したのは福岡県、朝倉市です。
    押し流された土砂や流木が民家の一階をつきやぶり、
    ひどいところでは泥の海から二階部分しかみえておらず、
    そこにまた
    いくつもの流木が、覆いかぶさっていました。
    20170707-ieup.JPG

    今回は国道などが、あちこちで陥没したり、土砂崩れで寸断され
    孤立した地区がたくさんできました。

    避難所や災害対策本部には
    家族が来ていませんか?と尋ね歩く皆さんの姿がありました。

    杷木・志波地区も、
    川の上流の地区が豪雨に見舞われた翌日の夜まで孤立しました。

    ーー
    ヘリも近づけず、
    結局、消防のレスキューにおぶってもらったり
    ロープを使って、土砂や陥没を乗り越えて脱出しました。

    志波小学校の体育館が皆さんの避難所になっており
    そこで、孤立していたとき、どうされていたのか聞きました。

    普段から地域のつながりが強く、子供のころから知っている仲間なので
    食糧や発電機、井戸の水をくみ上げるポンプを持ち寄ってしのいだといいます。

    ーー
    皆さんのうちの数人が、一度だけ消防に助けてもらいながら
    土砂を乗り越えて戻ったことがありました。

    それは、「生まれ育った家を離れたくない」としがみついた
    90代の男性を説得するためでした。

    おじいさんは脱出前も入れ替わり立ち代わり説得してきたのですが応じず
    やっと一人残されて、電気も水も、人影もなくなった町でさびしくなり
    ついに息子さんの説得で折れたといいます。

    皆さんがつらかったのは、みな、
    おじいさんの気持ちが痛いほどわかっていたから。
    誰もが思い出のつまった家を離れたくなかった。
    20170707-mizu.JPG

    皆さんが心配していたのは「これからの生活」でした。

    このあたりは志波柿という、果物の柿の名産地で
    多くの方は柿農家でした。
    しかし濁流は、柿の木をなぎ倒していったのです。

    農家の一人は
    買ったばかりの80万円もする農機具を
    一度試運転しただけで失いました。
    本人はもう笑うしかないけん!と言っていましたが
    まわりで笑ってあげているのは仲間の優しさでした。

    東日本大震災の避難所も取材しましたが
    みんなも苦しいんだから私が弱音を吐いてはいけないと
    寡黙になっていたのに比べると

    悩みを口に出して笑い飛ばしたり、
    一緒に考えたりする傾向があったように思います。
    それも普段の強いつながりが
    良いほうに作用したのだと思います。
    ――
    若い世代の農家の一人は、こう言ってました。
    「仮設住宅に入ることになっても
    この地域のコミュニティーを崩さないまま入居したい。
    そして
    皆、一様に畑、すなわち仕事を失っているのだから
    自治体は私たちに地元を復旧させる仕事を与えてほしい。
    一時的な補助、保障に頼らず、
    なるべく早い時期に自立するためだ」。

    菅官房長官は
    激甚災害の指定に前向きな姿勢を示しています。
    今はまだ国も自治体も
    まずは、人命救助優先という状況ですが
    素早い決断と実行力をみせていただきたいと思います。
    20170707-wb.JPG

    ☆☆☆

    防災に関するツイッターアカウント
    「@bousai1134916」では
    防災に関する情報をご紹介したり
    皆さんからの情報をご紹介するなどします。
    ハッシュタグ「#bousai1134」をつけてツイートしてくださいね。
    石森

CALENDAR

< 2017年7月 >
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
TOPへ
radiko