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  • 第679回:被災地問題を考える

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は「被災地が抱える課題 被災ごみとボランティア活動」。

    台風15号と19号などによる被災地の再建支援策として、政府は今年度予算の予備費から約1300億円を支援に充てると発表しました。荻原さん曰く「3000億円近い被害が出ている中でこの額は少ない!」と指摘。

    そんな中、今問題となっている2つの問題について考えました。

    まずは、浸水被害により使えなくなってしまった災害ごみの問題。田中正史記者は、千葉県長柄町から現場の声を伝えました。現在、旧昭栄中学校跡地が置き場として使われていて、木材やトタン屋根、自転車などが5メートルほどの壁のように積みあがっているといいます。長柄町役場の総務課長・蒔田功さんによるとその量はなんと車にして2700台! あまりの量に搬入作業が追い付いていないそうです。

    今後、民間企業にも処理を依頼するとのことですが、まだ受け入れ先は決まっておらず、「1日でも早く排出できれば」と思いを語ってくださいました。



    そして、もう1つの問題が「ボランティアの人手不足」です。

    交通の便がよいところに人が集中し、地域によって偏りが見られる現象を解消するため「災害ボランティアバス」の運行に動き出した認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンの飯島史絵さんにお話を伺いました。

    福島県いわき市で災害ボランティアセンターの支援を行っているグッドネーバーズ・ジャパン、土砂が入ってしまった家の片付け作業などを手伝う人手不足が深刻化しています。このバスを利用すると東京駅からいわき市のボランティアセンターまで送ってくれ、ボランティアに参加することができます。今回、11月16~17日での活動を予定していて、募集人数の最小催行人数にも達したことに喜びの声が聞かれました。



    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、2つのニュースを取り上げました。

    まずは、「都内の公園に性別不明の赤ちゃんの遺体」。

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    今日午前、港区のイタリア公園で赤ちゃんの遺体が土に埋められた状態で発見されました。

    周囲はオフィス街で、平日のお昼時にはランチを楽しむ方も多く訪れるというこの公園、吉田涙子記者の取材では午後に女児の遺体であると判明しました。一体誰がこのようなことをしたのか、この後もさらなる調査が急がれます。



    つづいては、「いよいよ日曜日、天皇陛下ご即位の祝賀パレード」。

    天皇のご即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が、明後日、日曜日に行われます。

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    パレードのコースとなる皇居から赤坂御所までの約4.6キロ、沿道には国旗が飾られ、仮設トイレも設置されています。

    細木美知代記者は、パレードで流れる音楽に注目! 当日は11の音楽隊が10カ所で演奏を担当し、新たに作曲された行進曲「令和」の他に、パレード前から各音楽隊が得意な曲を演奏するということで、こちらも聴き逃せません!



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    『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。

    そして、留学希望の外国人を対象にした「日本留学試験」の問題を眼鏡型のカメラで盗撮し、外部に持ち出したとして学習塾の社長ら3名が逮捕されたニュースを取り上げました。この試験は受験後も問題は非公開のため、調べに対して「経営を安定させるために過去問として使うつもりだった」と話しているそうです。

    本来、販売者側は「防犯カメラ」としての利用を推奨していますが、実際は規制がなく、目的を聞かれずとも購入できるため悪用される可能性があるといいます。お店からは「登録制にして規制を厳しくするべき」といった意見も聞かれました。



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    経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「電気も寄付できます」。

    2009年11月にスタートした太陽光発電などで作られたエネルギーを国が定める金額で買い取ってくれる「固定価格買取制度」、通称「FIT」。始まったころの売値は1キロワット48円でしたが、その後どんどん値段は下がって今は半分ほどだそう。

    そして、FITスタートから今年10年になり、今月から順次買取期間が終了するため今後どうしたらいいのかを荻原さんがアドバイスしてくれました。売値は安いが仕方なく売る、電力会社に昼間の電気を蓄電してもらい夜に活用する(しかし、電気の保管に月4千円ほどかかる)などある中で、最近は「ふるさと納税で電気を寄付する」ことも可能なのでおすすめなんだとか!



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    今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。

    本格的なシーズン開幕直前! スキーやスノーボードの有力選手が登場した「全日本スキー連盟の記者会見」の模様をお届けしました。会場は、恵比寿ガーデンプレイスで、今年はなんと「冬のスタートを告げるイベント」としてエンタメ感がプラス! なんとイベントにはユーミンが登場し、ライブまで披露してくれました。

    また、ユーミンの呼び込みで選手たちが登場し、今シーズンへの意気込みを語りました。



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    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    断水が続いていた羽田空港第2ターミナルから伊藤佳子記者が最新情報を伝えてくれました。

    今日の午後1時半ごろから給水が再開しましたが、夕方になっても多くの飲食店は休業、しかし、午後5時半からお寿司屋さんが再開すると聞いて並んでいるお客さんの姿も見られました。

    問題となっていたトイレも、貼られていたテープや手洗い用に急きょ置かれたペットボトルは撤去されており、手をかざすときちんと水が出るようになっていました。しかし、なぜ水の塩分濃度が高くなったのか、その原因は未だわかっておらず、究明には時間がかかるとのことです。



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    今日の『世の中SAKIDORI』は、ビジネスSAKIDORI。

    ニュースサイト「nippon.com」のジェームズ・シングルトンさんに「地雷ゼロを目指す活動について」というテーマでお話を伺いました。

    日本で暮らしていると縁遠く感じてしまう「地雷」、しかし、世界ではいまだに1億個以上の地雷が埋まっており、アフガニスタンなど58ヵ国で6000万人を超える人々が、日々、地雷や不発弾の脅威と共に生活しています。

    地雷の撤去作業は大変地道で、専門家が金属探知機やスコップなどで1個1個見つけては処分するという気が遠くなるほど慎重な作業です。過去には、イギリスのダイアナ妃が防護服を着て地雷原を歩く姿がメディアで取り上げられ拡散されたことで世界的に地雷に対する関心は高まり、1997年には地雷を利用しない、持たない、作らないといった内容のオタワ条約に日本も署名しました。

    そして、日本は、2025年までに世界から地雷をなくすという目標に合意していて、ジェームズさんは技術面でたくさんサポートしてくれることを望んでいました。2025年までに地雷ゼロ、実現したいですね。



    【今日の1曲】 キャンドル・イン・ザ・ウインド ~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ / エルトン・ジョン



    今週もお聞き頂き、ありがとうございました!

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