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  • 第817回:夏の甲子園、中止決定

    気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』

    運営委員会では、夏の甲子園=全国高校野球選手権大会の中止が決まり、高野連はこのあと18時からオンラインで記者会見を開き、正式に中止を発表する見通しです。

    大阪にある日本高野連前からは、フリーアナウンサーの桐山隆さんのレポートです。幹部が入ってくる時間にはひりついた雰囲気があったそうですが、今は報道陣もまばら。富山県の県立高校を率いる監督の「やるかやらないか分からない1カ月がきつかった」という声や、大阪の人たちの「かわいそうだから、入場行進だけでもさせてあげたらいい」「高校3年生の子を思うと・・・」「中止になっているのは野球だけじゃないから仕方ない」などの声を紹介してもらいました。

    次に、春のセンバツに出場予定だった長崎県・創成館高校の稙田龍生監督にお話を伺いました。

    春が(中止になって)終わって、「最高の夏にしよう」と夏の甲子園に目標を定めて、選手が切り替えてきたところだったのに、目標を失ってしまった気分。

    最悪のことも考えながらやるしかないんだと。原点に戻って、野球を楽しんでやろうと選手たちには言ってきた。」という稙田監督にしてみても、甲子園が中止になるなんてことは初めてのことなので、どんな言葉をかけても説得力がないと感じているようです。

    「高野連の方々もいろいろ考えてくれていたと思う。でも、判断するのは、もう少し後でもいいのではないか。」ともおっしゃっていました。

    そして、スポーツライターの小林信也さんは、「出来ないというのはやむを得ないと思うが、ここまでのプロセスにガッカリしている。高野連は何もしていない。時期をずらしてどうにか出来ないのかなど検討されていないし、春のセンバツが中止になった時点で、高校野球の目的についての教育的なメッセージも出していない。」と厳しく批判。
    時期をずらして秋に開催する、または来年の春ギリギリまでになんとかして、高校3年生が試合を出来る場が設けられないかと救済策についてもお話してくださいました。

    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    明日、政府が8つの都道府県の緊急事態宣言を解除するかどうか判断するのを前に、いち早く新型コロナウイルス対策に取り組んできた鳥取県の平井伸治知事にお話を聞きました。
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    いち早い対策は、【恐怖感】から来るものだったといいます。
    致死率が高いとされている新型コロナウイルス。高齢化も進んでいる鳥取では、都心のように病院も多くないので、体制を整えないとアッという間に医療崩壊に。
    病床の確保やPCR検査の体制など、危機感を持って早急に取り組んだとお話してくださいました。
    各地で県外からの移動でのトラブルも報告されていますが、「そういったことは今のところ鳥取では無い。これは山陰の気風かもしれない。」としながらも、「コロナ患者が少ないからといって、いわゆる『コロナ疎開』には地元でも反発は大きい。自粛ということなので、感染を拡大させないようにすることを考えていただきたい。」と求めました。
    8つの都道府県の緊急事態宣言解除に関しては、「数字に即して、専門家の意見を聞いて政府で慎重に判断してもらいたい。なんとなく社会の経済再開を焦っているのを感じる。本当に感染が拡がらないという確信を得てから、(解除)してもらえたらと思う。東京や神奈川、千葉や埼玉を応援したい。それが鳥取県としても責務だと考えている。」とのこと。


    今日の国会の動きと明日の流れを、国会記者クラブから山本カオリ記者に伝えてもらいました。
    国会では予算委員会に専門家を呼んでの質疑が行われ、現在の感染状況について、参考人として出席した政府諮問委員会の尾身茂会長は、「収束に向かってはいるがまだまだ油断できない」と、第2波への警戒を求めました。
    また、治療薬やワクチンについて、新型コロナウイルス感染症に関する政府の専門家会議の脇田座長は、「ワクチンは健康な人に投与するので安全性が極めて重要。実用化は年を越すだろう。」との見解を語りました。
    8つの都道府県の緊急事態宣言の解除に関しては、これまでの段取りを若干省略するのではないかということです。

    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから、今日は「騒音トラブル、通報3割近く増加」というニュースもお伝えしました。
    新型コロナウイルス感染拡大で在宅時間が増える中、近隣住人との騒音トラブルが相次いでおり、東京都足立区では殺人事件に発展する事態も発生しています。
    専門家は「もつれると双方が被害者意識を抱くなど当事者だけの解決は困難になる」と指摘。
    民事訴訟になるケースもよく聞く騒音トラブル、古谷さんは「ちょっとうるさいなぁ~も、人の活気としての良い意味でのノイズだと捉えて欲しい部分もある。」自粛生活で、いつも以上に心の余裕がないのもあるのかも。
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    コメンテーター文筆家・古谷経衡さんの『今日のオピニオン』テーマは「今世紀最大の発見!秀吉の遺構見つかる」
    豊臣秀吉が死去する前年に造営したと伝わる「京都新城」の遺構とみられる石垣などが、京都市内で見つかったというニュースを取り上げました。
    当時の天下人が亡くなった後にどのような政権構想を練っていたのか、織田信長、徳川家康は残したものから明らかになっていますが、豊臣秀吉だけは違います。
    この「京都新城」も文献史料が少なく、実態不明の「幻の城」でした。
    「僕が考えるに、京都の公家勢力を借りていこうとしていたのでは。1597年、秀吉が幼い息子・秀頼のため、最晩年に何を築こうとしたのか、これから徐々に判明してくると思う。」と熱く語りました。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    坂口愛美アナウンサーが、米・大リーグで昨季のワールドシリーズを初制覇したナショナルズが、インターネット上で優勝リング贈呈の仮想式典を実施すると発表など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。

    『ニュースパレードアネックス』
    新型コロナウイルスの感染拡大により、経済への影響が深刻になる中、日本商工会議所の三村会頭の記者会見が行われました。この会見の内容を西村志野記者に整理してもらいました。
    14時半から行われた会見では冒頭、中小企業の厳しい現状を語った三村会頭。
    中小企業の事業再開に向け、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「新しい生活様式」に対応した設備投資への支援を政府に求めています。
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    『SAKIDORIクリニック』
    本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生が「家庭でできるウイルスとの安全な付き合い方」というお話をしてくださいました。
    最近の研究で体に住み着いている常在菌のバランスが崩れるとインフルエンザやノロのウイルスに感染しやすくなり、重症化しやすいことが分かってきたそうです。みだりに抗生物質を飲まないこと。
    そして、出来るだけ多様な発酵食品を食べましょう。例えばヨーグルトも同じ商品ばかりを食べると、腸内細菌は偏ってしまいます。他には、自然との触れ合いも大事!木や土に触れましょう。

    【今日の1曲目】 悲しみをぶっとばせ / LAZY
  • 夏の甲子園が中止に

    月曜日サブキャスターの坂口愛美です!
    最近、イレギュラーで水曜日も入っています。

    きょうは速報も多く、様々なニュースをお伝えしました。
    中には、「夏の甲子園中止」のニュースも...。

    春のセンバツに出場する予定だった長崎県・創成館高校の稙田監督に電話でお話を伺いました。
    「今は目標を失っている状況で、選手たちにかける言葉がない。私たちも経験したことのない状況だから、何を言っても説得力がない」とおっしゃっていました。
    本当の悔しさは、今まで努力を重ねてきた高校球児たちにしかわからないのだと実感。
    胸が張り裂けそうになりました。

    私がアナウンサーを目指したのは、高校野球がきっかけです。
    愛媛の局で働いていた時は、毎年愛媛大会のスタンドリポートを担当。
    そして去年は夢が叶い、甲子園で全国各地の高校のアルプスリポートをさせて頂きました。
    ここぞ!という時に盛り上がる甲子園の熱気に鳥肌が立った感覚は、今もしっかり覚えています。
    その時は、まさか1年後、夏の甲子園が中止になるなんて考えもしませんでした。
    高校野球がない夏...まだ信じられません。
    色々なものを奪っていく新型コロナウイルス。
    とにかく早く収束してほしいです。

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