林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

12月16日(日)自分軸

今週も、

城西大学 経済学部 教授、

冨貴島 明(ふきしま・あきら)先生の授業。

 

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景気の低迷、価格破壊が叫ばれて久しい現代。

商品やサービスには、相応の値段というものがあると、

私は今も信じています。

商品・サービスは、

日用品、嗜好品、贅沢品など、幾つかに分類することが出来ますが、

安ければ安いほど良いモノと、

ある程度値段が張ったとしても愛用したいモノと、

選ぶのは、あくまで消費者でありたいと思うのです。


' 買い物上手 '、 ' 賢い消費者 '、という目標もまた、

商品・サービスを供給する側の戦略に乗せられている面があるそうですが、

先生のお話を伺っていて感じるのは、

まず、自分の中に軸を持つことの大切さ。


人は、他者との繋がりの中で生きる生き物であり、

現代社会においては消費行動をしないと日々の暮らしが成り立ちません。

乗せられ、買わされるのも、巡り合いですから、

代金を支払って購入する以上、

自分の中の軸が、それを良しとするか否か、

つまり、

その商品・サービスが自分の生活を向上させてくれると信じられるかどうか、

自分なりに考えた結果の消費行動であったなら、

必要とされるモノ、本物が勝ち残る社会を実現できるのではないでしょうか。

 

 

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忘年会、クリスマス、お節、新年会...、行事の続く時季。

何かと、特需の多い季節でもあります。

自分にとっての ' 行事 ' が、

それぞれどんな意味を持つのか、

旧き佳き伝統を受け入れながら、過ごし方を創造し直してみると、

' 自分軸 ' の形成に繋がりそうです。

                  石川真紀

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番組日記 | 2012年12月16日 08:00

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