林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

12月2日(日)軽やかな

12月1日のお誕生日で、

正蔵師匠は50歳になりました。

おめでとうございます。

師匠には、

日本一、軽やかな50歳で居ていただきたいものです。

 

さて、今週も、

城西国際大学 看護学部 准教授、

鈴木 明子(すずき・あきこ)先生の授業。


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今日は、先生のご専門である感染制御について伺いました。


数多あるウイルス・菌の類の中で、

目下、絶対に制圧できないものの代表が

インフルエンザ・ウイルスなのだそうです。

菌が生体外で増殖可能なのに対し、

ウイルスは、細胞内に素早く入り込み、

増殖して飛び出す性質がある為、

手洗い・うがいを励行して人混みを避け、

飛沫が及ぶ半径2mの防御を徹底することが、

= うつらない、罹らないよう心がけることに繋がると、

先生の解説で納得できました。
 

そして、もう1つ重要なのが、

基礎体力をつけること。

疲れを溜めず、充分な睡眠・休養を取り、

体を温め、適度な湿度を保つことも、効果的です。

また、

免疫を活性化させる際に消費するビタミンCを補給してあげる為、

千葉県東金名産の柚子など、

ビタミン豊富な野菜・フルーツをバランスよく摂取すると、

風邪・インフルエンザを予防できる体に近づくことができそうです。

 


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漢方医学のみならず、正蔵師匠曰く落語にも登場する、

伝統中国医学の古典「傷寒論」。

1800年近く前、感染症の治療法を中心に編纂された書物であることを考えますと、

インフルエンザが、長きに亘り多様に手を変え品を変え、

生き延びていることが伺えます。

どれだけ予防しても、罹る時には罹ってしまうものですが、

出来るだけのことはして、

罹っても重くならないよう、長引かないよう、備えましょう。

                  石川真紀


【 ON AIR MUSIC 】

     There must be an Angel / Eurythmics


番組日記 | 2012年12月 2日 08:00

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