林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

2月5日(日)挫折の恵み

今週は、

城西国際大学 福祉総合学部 助教、

大内善広(おおうち・よしひろ)先生の授業でした。

 ouch02-thumb-240x240-98124.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教育心理学がご専門の先生に、

今回は、

「 挫けてしまった時に起こる人の心理 」について、

解説していただきました。


心理学において、

結果の原因をどこに求めるかという原因帰属は、

内的・外的、安定・不安定の組み合わせで4種類に分類され、

感じる本人と相手の性格や機嫌によって、

お互いの受け止め方も様々。

また、

ショックな言葉をかけられたり、挫折したりしても、

やれるだけやってみよう、なんとかして克服しようと思える

正蔵師匠のような方は、

好ましい心理状態にあり、適応的な考え方の持ち主なのだそうです。


元来、人には自己実現の欲求があり、

持って生まれた才能・能力を発揮したい、広げていきたい、という願いは

誰もが抱くもの。

人と比べて勝ちたいという気持ちを強く持つタイプの人が存在し、

スポーツなど勝ちたいと思うことが重要な場面もあるものの、

そもそもは、

自分なりの進歩・向上を受け入れることが大切です。


仕事や学業、スポーツや試験、人間関係...

日々の暮らしの中で、大なり小なり挫折はつきもの。

挫折の経験があるかないか、

その大きさは、など、

他人には知るよしもありませんし、

他人に知られるようでは、半人前 ―

そんな思いで、20代~30代を過ごしてきたような気がします。

挫けた分だけ、優しさを知り、

乗り越えた分だけ、心が育つはずです。

                       石川真紀                   


番組日記 | 2017年2月 5日 08:00

≪ 1月29日(日)痛みの源 | 番組日記 一覧 | 2月12日(日)話すこと、支え合うこと ≫

Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.