林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

8/29(日) 理想の新人教育は?

今日は、杵渕先生に、「新人教育」はどうすればいいか
主に伺いました。

先週、先生から≪大きな耳を持つこと≫とアドバイスされた
正蔵さん、

『早速、弟子たちの話をいろいろ聞いてみたけど、それぞれの
立場で意見が違うんですよ。十人十色バラバラ。
話を聞いた結果、<オレについて来い!>では、駄目ですか』

と先生に質問しました。

kinebuchi3.jpg 

≪上から目線は、ダメ!≫
先生、ズバッとお答えになりました。
「オレについて来い!」的なリーダーは、過去に失敗例がある
のは明らか。今は、部下のレベルまで降りていかなければダメだと
おっしゃいました。

また、正蔵さんが、

『こんな人教育してもどうにもならないっていう、やる気のない
社員がどこでもいますよね。こういう場合、どうしますか?』

と質問すると、やる気のない新入社員は仕事に対する
「モチベーション」がないので、まず、≪情報を与えること≫。
今、自分がやっている仕事は、会社の中でどういう意味を持って
いるのか?小さな歯車の1つのように見える仕事は、全体の中の
どの部分なのか、説明することが大事だといいます。
なるほど、ただ闇雲に「この仕事をやれ!」と言われるより、
それが、全体の中で、どのような意味を持っているか理解すると
やる気も出ますネ。

さらに、仕事は≪失敗から学ぶ≫ものなので、
どんどん仕事をさせ、失敗から学び取らせること。

また、仕事は≪模倣で覚える≫ところがあるので、
新人がなかなか育ってこないとしたら、「自分が模倣されるべき
先輩たりえないのだ」と、自分に反省の目を向けた方がいい、と
厳しいご指摘がありました。

『見習いたい先輩が職場にいない新人は、不幸だ!』という
先生の言葉に、私は、
後輩が、見習いたいと思う先輩でなくて悪かったなぁ、と
今さらながら遅い反省をしました。

2週にわたり、含蓄のあるお話を
杵渕先生ありがとうございました。


【今日の一曲】

ロスト・イン・ユア・アイズ / デビー・ギブソン


番組日記 | 2010年8月29日 10:00

≪ 8/22(日) <大きな耳>を持つこと | 番組日記 一覧 | 9/5(日) 〈鬼ごっこ博士〉 ≫

Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.