林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

10月4日(日)'遠隔反応'とは

今週も、

城西国際大学 福祉総合学部 准教授、

原田恭宏(はらだ・やすひろ)先生の授業。

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今回は、

脳神経科学・理学療法を専門とする原田先生が

現在、独自に研究を進める遠隔反応について、

脊柱管狭窄症に悩む正蔵師匠へのデモンストレーションを交えながら

解説してくださいました。


遠隔反応とは、

患部を直接施術する前に、

患部でない部位を動かし、痛みを和らげることで、

患部に良い影響が生ずることを期待する、

リラクゼーションの一種。

もちろん、患部と全く無関係の部位ではなく、

歩く時に右手と左足が前に出る歩行反射を手足の動きに活用したり、

腰が痛い場合は、肩甲骨や手足の動きからアプローチするなど、

連動する部位から徐々に、患部の痛みを和らげ、

動きやすくするのだそうです。


そして、

遠隔反応を含む治療・リラクゼーションと共に大切なのは、

筋力を鍛えること。

筋力が弱まると、周囲の骨や筋肉に必要以上に負担がかかり、

痛みや動きにくさが増長してしまう可能性もあるようですので、

主治医の方と相談しながら、

適切なエクササイズ、トレーニング、リハビリテーションを

積み重ねることをお勧めします。


正蔵師匠も仰っていましたように、

痛いところをゴリゴリ強く揉んでいた従来のやり方を脱し、

現代は、痛みを避け、とにかくリラックスして、

患部を含む体と向き合う時代のようです。

                  石川真紀


番組日記 | 2015年10月 4日 08:00

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