林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

5月26日(日)電力の地産地消

今週は、

城西大学 理学部 教授、

見附孝一郎(みつけ・こういちろう)先生の授業でした。

 

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先生は、少年時代から、星・天体に興味をお持ちで、

星の発生、成分を調べる為には、分子レベルでないと説明できないことに気づき、

公的機関である分子科学研究所へ就職。

昨年4月からは、城西大学で教壇に立っていらっしゃいます。


そして、現在のご専門は、太陽光発電。

住宅用太陽光パネルなど、現在は、シリコン製(無機物)の商品が主流ですが、

より安価で、かつ、使い勝手のよいモノを実現すべく、

有機系の太陽電池を研究中とのことです。


物質の最小単位である分子が光のエネルギーを吸収し、

電気エネルギーに変換するというもの。

もしかしたら、

私たちの体内で起こる代謝や面白い!とトキめく感性も、

分子がエネルギーを受けることによって

もたらされているのかも、と思うと、

化学反応の奥深さを実感せずにはいられません。


見附先生の展望では、

有機系の太陽電池が一般化することによって、

見た目がカラフルになる上、

柔らかい品物にも応用が可能になるそう。

例えば...、

ビニール傘の表面に太陽電池を貼り付けて、

湿気を飛ばずファンを回したり、

洋服の表面に太陽電池を貼り付けて、

スマートフォンを充電したり、

日常使用する電力を、

手軽に ' 地産地消 ' することも夢ではないようです。


いつ頃、実現するのか、現時点では未定ですが、

' 近い将来 ' が楽しみですね。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  Go West / Pet Shop Boys


番組日記 | 2013年5月26日 08:00

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