林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

6月5日(日)需要と供給、理想と現実

今週も、

城西国際大学 経営情報学部 准教授、

阿部信太郎(あべ・しんたろう)先生の授業。

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今回は、私たちの生活に密接な消費者の権利に関する授業でした。

 

1995年に、製造物責任法 ( 通称・PL法 )が施行されて以降、

消費者の不注意を避ける為、

メーカー側にとって不利と思われる表示も含めて注意表示が拡充され、

不具合や事故が発生した場合、

検証して改善する体制に移行した経緯があります。

しかし、不具合や事故が全くなくなるわけではなく、

注意表示も、「 全ての方に当てはまるわけではありません 」、などと、

申し訳程度の表示に止まっている場合があり、

私たち消費者が、

商品・サービスを100%安心して使用できる環境には至っていません。


先生も仰っていましたように、

「 消費者も、自分で学習して、賢くなって! 」 という課題は、

どれだけ商品・サービスが向上し、

法整備が改められたとしても、

達成されることはなく、

あるいは、達成されない方が良いのかも知れません。


消費者にとっては、

安心・安全を最優先にしたくても、家計と折り合う線は越えることができず、

供給する側にとっては、

本当に良いモノを追求したいという理想も僅かながら抱きつつ、

今は、とにかく

売れるモノを世に送り出すことが優先されているように思えることも少なくありません。


表示や産地、さらには燃費など、

多種多様な偽装がはびこる現代。

少なくとも私たちの生命や健康に関わる業界の皆さんには、

その重責を自覚していただきたいものです。

                   石川真紀


番組日記 | 2016年6月 5日 08:00

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