林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

7月3日(日)世界が注目する桂木柚子

今週も、

城西大学 薬学部 教授、

真野 博(まの・ひろし)先生の授業。

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今回は、

柚子が再注目されている理由、最新のメニュー、今後の活動目標などについて、

伺いました。


先生方がコラボレーションされている埼玉県の毛呂山町、越生町、ときがわ町は、

もともと、日本最古の柚子の特産地として知られ、

主に東京の市場に向けて、桂木柚子として卸してきた歴史があります。

近年、同じく柚子の産地として広く知られる高知県馬路村には、

かつて、毛呂山町から柚子生産のノウハウが伝授されたそう。


その桂木柚子が一大ブランドとして再び注目されるようになったのは、

TPP=環太平洋経済連携協定に関する協議がきっかけだったのだとか。

フランスなど各国・地域の飲食業界が、

食材としての利用価値の高さに注目するようになったのだそうです。


こうした流れの中、

真野先生たちの研究チームでは、おととし2014年頃から柚子に注目し、

種や皮ごとペーストにした「タネまで柚子らん」を製品化。

一般的に使いやすくする為、お菓子やドレッシングに加工しています。

今回、スタジオにお持ちいただいたのは、

「タネまで柚子ゼリー」。

城西大学 薬学部 医療栄養学科 管理栄養士養成過程の皆さんが試行錯誤して、

タネまで柚子らんを2%使用した、

やさしい味わいのゼリーに仕上がっています。

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私も、以前、真野先生にご登場いただいた際、

「タネまで柚子らん」のペーストをお分けいただき、

自己流で料理に活用してみました。

お肉やお魚の煮込み料理が柔らかく、爽やかな味に仕上がりますし、

スムージーに入れてもよし。

ほろ苦い、甘苦い、柚子独特の風味が、大人向けな上、

しかも、健康と美容にも効果が期待できるとなれば、

これからの展開が益々、楽しみな逸品であります。

                   石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
   Baby I Love Your Way / Big Mountain


番組日記 | 2016年7月 3日 08:00

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