林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

5月14日(日)母のような・・・

今週は、

城西国際大学 看護学部 助教、

高田良子(たかだ・りょうこ)先生の授業でした。

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先生のご専門である

外来看護を始めとする小児看護学について、

豊富なご経験をもとにお話しいただきました。


初診の場合、

既往症を含む これまでのこと、背景、家族構成、家庭環境などを

看護師さんが中心となって聞き出し、

帰宅してから看護できるようサポート。

複数回通院し、かかりつけ医になることで、

緊急事態への対応や電話での問い合わせも可能となり、

次第に身近な、親しい間柄になっていくことが多いそうです。


特に配慮していらっしゃるのが、

患者さんやご家族が、重い病について告げられる場面。

規模の大きい病院の場合、

重篤な病名と治療・処置について説明を受ける機会があり、

看護師さんは、患者さんやご家族が、

どのくらい動揺しているか、しっかり受け止め、理解できているか、

診察室や待合スペースなどで必ず立ち会い、寄り添うよう、

心がけていらっしゃるとのこと。

小児科の場合、さらに、

親御さんが先に告げられる場合が多く、

患者本人であるお子さんに、

どう説明し、

治療や処置に臨んでいくのか、

様子を見ながら相談に応じるよう

努めていらっしゃるのだそうです。


近年では、

女性も男性も従事していらっしゃる看護師さんというお仕事。

「看る」という言葉には、

気を配る、世話をする、

という意味が込められていることを再認識しながら、

性差を超越して' 母のような心 'を胸に接してくださっている看護師さん方に、

感謝の気持ちを新たにしています。

                    石川真紀


番組日記 | 2017年5月14日 08:00

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