林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

2月11日(日)出たとこ勝負!

今週も、

城西国際大学 学長、

杉林 堅次(すぎばやし・けんじ)先生の授業。

IMG_4852-thumb-240x240-110964.jpg

 

 

 

 

 

 


今回は、

杉林学長ご自身の高校時代のお話から、

始めていただきました。

受験対策をとらず、

全科目を履修するスタイルの高校に通っていらした杉林先生曰く、

「今になってみると、全てを習うことができてよかった」。

学校によっては、

3年間まったく触れることなく卒業させる科目がある高校も少なくない中、

受験科目でなくても、ひととおり履修することで、

視座が増え、

また、

開けなかった扉がないことで、

自分の心の中の風通しをよくすることにも繋がるはすです。


今日の授業でたびたび出てきた、準備・対策という単語を目の当たりし、

我が身を振り返っておりました。

本来は、準備・対策が最終目標ではなく、あくまでも基礎であり、

準備・対策でととのえた基礎の上に立って、

自ら考えて行動する即戦力、即応力を身に着ける過程こそが、

教育であり、人材育成の意義だということを、

未熟な児童・生徒たちに自然と自覚させてくれるのが

学び舎だと感じます。

杉林先生が仰る

' 出たとこ勝負 '、 ' 行き当たりばったり 'というのは、

正攻法も近道もない、総合力の象徴なのでしょう。


守ることも、突破することも、どちらも大事ですし、

当たり前のことを習得するだけでなく、

自分にしか出来ない何かを模索することも、

人生の醍醐味です。

今まさに、受験期間中の方も、

一定の結果が得られた方も、

どんな時も通過点ととらえて、

誰にも模倣しえない

自分だけの人間力を高めてまいりましょう。

                   石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  Shout To The Top / The Style Council


番組日記 | 2018年2月11日 08:00

≪ 2月4日(日)役に立つか、立たないか | 番組日記 一覧

Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.