終わりよければ・・・(放送終了)

6月6日~6月10日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」は、佐久間良子さん

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今週の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、佐久間良子さん!

6月6日(月)「 練馬のお嬢様 」
東京・練馬区の旧家、お嬢様育ちの佐久間良子さん。佐久間さんは当時から目立つ存在で、学生時代には、近くにあった東映の撮影所内でも「あのキレイな女学生は誰だ?」と、話題になっていたそうです。そして、後日、東映のおエライさんが「娘さんを是非ともうちに...」と佐久間家に足繁く通うこととなるのですが...。
月曜日は、佐久間良子さんが東映にスカウトされるまでのエピソードです。

6月7日(火)「 不死身の女? 」
東映ニューフェ-スの第4期生としてスクリーンデビューを飾った佐久間良子さん。当時は週に一本ペースで新作が公開され、映画館が連日超満員となるような映画全盛期 。佐久間さんも主役の妹役や恋人役として一度に5~6本の撮影を掛け持ちするハードスケジュールをこなしていたそうです。
そんな中、作品に関して「どうして?」という素朴な疑問もあったそうなんですが ...
火曜日は、佐久間良子さんが映画デビューして間もない頃のお話。

6月8日(水)「 女優として学んだこと 」
先日お亡くなりになられた岡田茂東映元社長(当時は撮影所所長)の勧めで出演した映画「人生劇場・飛車角」で娼婦役を演じ、それまでの"清純派"のイメージから"演技派"への転進に成功した佐久間良子さん。この映画の後も様々な監督さんと出会い、いろいろなことを学び、女優としてますます磨きがかかっていきます。
水曜日は、佐久間良子さんが女優を続けていく中で感じたことなどを語っていただきました。

6月9日(木)「 女優として、母として 」
1970年に平幹二朗さんとご結婚され、双子の息子さん、娘さんのお母様でもある佐久間良子さん。
「アメリカの高校に留学したい」という息子さんに、「日本人のいない学校ならいいよ」と厳しい態度で接した佐久間さんでしたが、面接で英語に苦労する息子さんを見て、母親としての一面がポロッと...。
また、高校→大学→大学院と、留学を終えた息子さんが帰国した時、佐久間さんの知らないところで着々と進んでいた"ある企画"とは、一体??
木曜日は、佐久間良子さんに、女優と子育てを両立していく上での苦労話などを伺っています。

6月10日(金)「 一期一会 」
子供の頃から字を書くことが好きで、女優以外に書道家としてもご活躍中の佐久間良子さん。両方に共通しているのは"一期一会"。「同じ字は二度と書けないし、同じ演技は二度とできない」のだそうです。
そんな佐久間良子さんとの一期一会、「姉妹たちの庭で ~モーニングス・アット・セブン~」が6月24日から上演されます。
最終日は、舞台の見所を伺うとともに、佐久間良子さんの仕事に対する考え方などをお聞きしました。
「楽をしちゃダメ」という佐久間良子さんの言葉に、野村邦丸、反省の日々でございます...。

<佐久間良子>
1939年、東京都出身。
1956年、川村高等学校在学中東映東京撮影所を見学した時に、東映宣伝部にスカウトされる。
東映第4期ニューフェイス。
デビュー作品は「美しき姉妹の物語・悶える早春」(映画)。
代表作品に「五番町夕霧楼」(映画)(1963)、「越後つついし親不知」(映画)(1964)
「湖の琴」(映画)(1966)、「細雪」(舞台)(2004)など。