終わりよければ・・・(放送終了)

デイトライン東京

「イラン 女性の人権問題」  ゲスト:あれず・ふぁくれじゃはに さん

 k20110713f.jpg

本日のゲストはイラン人ジャーナリストあれず・ふぁくれじゃはさんでした。

イランでは、1979年のイスラム革命以来、原理主義の政権が30年以上も続いています。そのなかで、イスラム法が国の法律となり、女性の権利は著しく制限されています。この女性への抑圧について、イラン在住の女性活動家や世界の人権団体などが抗議を行ってきましたが、当局は厳しい取り締まりを行い、依然として弾圧が続いていると言われています。今回は、そんなイラン女性の人権問題について、あれずさんと一緒に考えました。

 

まず、イランでは女性の方が外出のときに被るスカーフは、頭髪はスカーフで隠し、首まですっぽり覆わなくてはいけません。女性が国の服装規定を守っているかイランの警察当局は厳しく監視しているそうです。マハムード・アフマディネジャド大統領が掲げた監視強化政策の一環として、スカーフ、髪型、化粧、コートの長さや形まですべてが綿密にチェックされているそうです。

 

また、女性弁護士のナスリーン・ソトーデーさんは、政治犯を弁護した罪でエビン刑務所に入れられていています。9ヶ月前から逮捕されている彼女は、11年の服役を命じられています。裁判は彼女の弁護資格略奪のためで、彼女は「弁護資格がなくても、無罪で服役させられる人たちの刑に抗議する」と話したそうなんです。