『音楽マスターピース』では、音楽評論家の五十嵐正さんに
出演していただきました。
今回は、今のアメリカのロックやポップ音楽の源流であるアメリカン・ルーツ・
ミュージックの中から、近年人気が再燃しているという『ブルーグラス』について
お話し頂きました。
五十嵐さんによりますと、『ブルーグラス』はアメリカのアパラチア南部に入植した
スコッチ・アイリッシュ(現在の北アイルランド、アルスター地方にスコットランドから
移住した人たち)の伝承音楽がベースとなっており、1945年末にビル・モンローの
ブルーグラス・ボーイズにアール・スクラッグスが加わってから後に発展した、
アコースティック音楽のジャンルだそうです。
また、2000年に公開されたアメリカのコメディ映画『オー・ブラザー!』において、
カントリー・ブルース・ゴスペル・ブルーグラスなどのアメリカン・ルーツ・ミュージックが
多数使用され、そのサウンドトラックが大ヒットしたことなどをキッカケに、近年では
『ブルーグラス』の人気が再燃しているそうです。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.アイ・アム・ア・マン・オブ・コンスタント・ソロウ / アリソン・クラウス&ユニオン・ステーション
2.ペイパー・エアプレーン / アリソン・クラウス&ユニオン・ステーション
3.アイル・フライ・アウェイ / デル・マッコーリー・バンドとプリザヴェイション・ホール・ジャズ・バンド
以上の3曲でした。