終わりよければ・・・(放送終了)

『ブルーグラス』

『音楽マスターピース』では、音楽評論家の五十嵐正さんに

出演していただきました。

 

P1180297.JPG 

 

今回は、今のアメリカのロックやポップ音楽の源流であるアメリカン・ルーツ・

ミュージックの中から、近年人気が再燃しているという『ブルーグラス』について

お話し頂きました。

 

五十嵐さんによりますと、『ブルーグラス』はアメリカのアパラチア南部に入植した

スコッチ・アイリッシュ(現在の北アイルランド、アルスター地方にスコットランドから

移住した人たち)の伝承音楽がベースとなっており、1945年末にビル・モンローの

ブルーグラス・ボーイズにアール・スクラッグスが加わってから後に発展した、

アコースティック音楽のジャンルだそうです。

 

また、2000年に公開されたアメリカのコメディ映画『オー・ブラザー!』において、

カントリー・ブルース・ゴスペル・ブルーグラスなどのアメリカン・ルーツ・ミュージックが

多数使用され、そのサウンドトラックが大ヒットしたことなどをキッカケに、近年では

『ブルーグラス』の人気が再燃しているそうです。

 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.アイ・アム・ア・マン・オブ・コンスタント・ソロウ / アリソン・クラウス&ユニオン・ステーション

2.ペイパー・エアプレーン / アリソン・クラウス&ユニオン・ステーション

3.アイル・フライ・アウェイ / デル・マッコーリー・バンドとプリザヴェイション・ホール・ジャズ・バンド

以上の3曲でした。