今週の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、高嶋ちさ子さん!
7月25日(月)「 目指すはガキ大将!」
なでしこジャパンの大活躍で「女性の強さ」が注目されている今日この頃ですが、少女時代の高嶋ちさ子さんの"強さ"もかなりのものだったようです。但し、高嶋さんのそれ(・・)は、なでしこジャパンとは違って、決して褒められるような"強さ"ではなかったのですが...。
月曜日は、「子供の頃はガキ大将になりたかった」という高嶋ちさ子さんの武勇伝を伺うとともに、あのハスキーボイスの秘密にも迫ってみました。
7月26日(火)「 憧れの徳永二男(つぎお)先生 」
本格的にヴァイオリンを始めたのは、著名なヴァイオリニスト・徳永二男さんと出会ったことがきっかけだったという高島ちさ子さん。徳永二男さんの佇まいに憧れ、徳永先生にちょっとでも近づきたいという一心で一生懸命に練習をかさねたそうですが、大学時代には周りとのあまりのレベルの差にコンプレックスを感じ、やめることも考えたとのこと。そんな高嶋さんを救ってくれたのは留学先のアメリカでの音楽体験でした。
火曜日は、高嶋ちさ子さんがヴァイオリンと出会ってからアメリカへ旅立つまでの微妙な心の変化に注目です。
7月27日(水)「 自分の居場所 」
アメリカへ留学後、マイアミのオーケストラに所属して充実した毎日を送っていた高嶋ちさ子さん。アメリカでの生活が楽しくってしょうがなかったらしいのですが、「娘を日本に連れ戻したい」というお父様の策略で活動拠点を日本に移すことになります。しかし、そこに自分の居場所は無く、半ば強引に自分を日本に連れ戻したお父様とはギクシャクした関係に...。
水曜日は、高嶋ちさ子さん曰く、「この頃が一番つらかったかも...」という時代を振り返っていただきました。
7月28日(木)「 私は肉食系 」
いろんな意味で"肉食系"の高嶋ちさ子さん。現在のご主人とも、高嶋ちさ子さんの猛アタックが功を奏して結婚までこぎつけたんだそうです。
木曜日は、高嶋ちさ子さんのご家族にまつわるエピソードを伺っています。
高嶋流の婚活テクニックも教えていただいたのですが、多分、リスナーの皆様には参考にならないと思います(笑)
7月29日(金)「 高嶋ちさ子、クラシックを語る 」
「12人のヴァイオリニスト」、「バギーコンサート」、「ちさ子の部屋」などのコンサート。そして、デビュー15周年を記念して4月に発売されたCD「アダージェット」。高嶋ちさ子さんは、ともすればちょっとお高いイメージのあるクラシックと我々の距離を縮めようとさまざまな試みをしておられます。
最終日にしてやっと真面目な音楽の話。金曜日は、それぞれの見どころ・聴きどころをたっぷりとお話いただいております。
<高嶋ちさ子>
東京都出身。6歳からヴァイオリンを始め、これまでに徳永二男、江藤俊哉、ショーコ・アキ・アールの各氏に師事。桐朋学園女子高等学校音楽科、同大学を経て、1991年イェール大学音楽学部大学院に奨学生として入学。同大学院修士課程アーティスト・ディプロマコースを卒業。 '94年マイケル・ティルソン・トーマス率いるマイアミのオーケストラ、ニュー・ワールド・シンフォニー(NWS)に入団。 一方日本では'95年5月にCDデビュー。97年本拠地を日本に移し、本格的に活動を始める。 これまでに、フジテレビの軽部真一アナウンサーとの共同プロデュースによる「めざましクラシックス」や、コンポーザーピアニスト加羽沢美濃と組んだ「CHISA&MINO」、そしてチェロを加えたトリオ編成など多様な演奏形態をとりながらも、あくまでもアコースティックな音色にこだわり、年間100本以上のコンサートを開催。全国各地で数多くの観客を集め新たなクラシックファンを獲得している。 06年には新プロジェクト「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト」を立ち上げ、多いに注目を集める。08年は5月に新イタリア合奏団、12月にベルリン・フィル・ヴァイオリンアンサンブルとのツアーがそれぞれ行われた。 現在、演奏活動を中心としながらも、コンサートのプロデュース、テレビ・ラジオ番組の出演などでも活躍。