「ネパールと日本 それぞれの贈り物」 ジギャン・クマル・タパさん
本日のゲストは、ネパールと日本の架け橋!ネパール政府公式通訳者で国際交流の研究者ジギャン・クマル・タパさんです。
タパさんをはじめとした多くの在日ネパール人の皆さんは、東日本大震災の被災者の方々の避難所を訪れて炊き出しのボランティア活動などを行ってきました。一方、55年の歴史をもつネパールと日本の友好関係のなか、意外な贈り物があるそうです。今日は、タパさんに、ネパールから日本に贈られた友好の証についてお話を伺いました。
まず、インドサイがネパールから贈られています。
2001年に来日された当時のディペンドラ皇太子が日本とネパールの友好の証にとインドサイ2頭をプレゼント表明。翌年の2002年に実現されたそうです。そのインドサイがいるのは東京都日野市の多摩動物公園。今では2頭とも10歳。オスはビクラム君、メスはナラヤニちゃん。多くのネパール人、そしてネパール好きな日本の方にもビクラム君とナラヤニちゃんに会いに行ってほしいそうです。
また、プレゼントとは意味が少し違いますが、今年ネパール政府が創設した「ゴータマ・ブッダ国際平和賞」が田上富久・長崎市長と秋葉忠利・前広島市長に贈られました。一貫して核兵器の廃絶と世界平和を訴え続け、原爆の惨状から立ち上がり、見事に今日の発展を遂げた広島、長崎両市の市民を代表する形で、両市長が第一回目のブッダ平和賞を受賞することになったそうです。
5月17日にブッダの生誕地であるネパールのルンビニで、大統領の他、ネパールの要人の列席の下、受賞式が行われました、そして、日本でのレセプションは、7月27日、日本記者クラブで開催。タパさんはあいにく忙しくて出席できなかったそうですが、タパさんのワイフが通訳の大役を務めたそうですよ。