韓流は、ブームではなく、いまやすっかり定着し、
K‐POPはその人気に拍車がかかっています。
それと共に、東京のコリアタウンとして有名な新大久保の界隈は、
今や日本人で溢れる一大観光地となりました。
しかしつい20年前は、食堂は10軒足らずの静かな街。
その新大久保を大きく変える、
ひとつのキッカケになったのが、
「そんな所にスーパーを出してどうするの?すぐに潰れるよ」
という声を押し切って進出した一軒のスーパーマーケットでした。
今週のアクティビストは、
「売れる物より売らなくてはならない物を売る」という一心で
韓国の生活文化を発信し続けてきた、
株式会社韓国広場の社長、金根熙さんです。
1993年に韓国広場を創業され、翌年に、
まだ閑散としていた新大久保に韓国食品を扱うスーパーを開店。
当時、新宿の近くに多くの韓国人が住んでいたが、
上野にまで韓国食材を買いに行くケースが多く、
買い物が大変だったので、お店を出せば買いに来てくれると思っていたとのこと。
狙いは当たって、
スーパーを出してから1年で、新大久保の界隈には
韓国料理を出すお店が一気に60軒。
スーパーも1年目から黒字だったそうです。
しかし、3月11日の東日本大震災の後は、お客さんが激減して、
会社が潰れるのではないかという危機感があったそうです。
しかし、会社の危機の中、4月6日には気仙沼に10トントラックに
支援物資を積んで炊き出しに。
日本人の為にそこまでして下さる理由をたずねると
「私を育ててくれたの日本に対する感謝、恩返しの気持ち。」
と迷わず答えてくださいました。
韓国広場のサイトはこちら。