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デイトライン東京

「言論統制に風穴? 中国版ツイッター事情」       李小牧さん

 

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今日のゲストは、歌舞伎町案内人にして、中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー シャム)さんです。

世界最大、4億8500万のインターネット人口を持つ中国では、政治的な発言を含むサイトへのアクセスを遮断するなどネット上の検閲が行われ、中東の市民革命の発端のひとつとなった「ツイッター」へのアクセスも規制されています。しかし、2009年8月に開設された中国版ツイッター「新浪微博(シナ・ウェボー)」はわずか2年間で2億人のユーザーが登録。先月の鉄道事故をめぐっても当局の批判が展開されるなど情報の統制をかいくぐっていると言われています。そんな「新浪微博(シナ・ウェボー)」にアカウントを開設している李さんに「中国版ツィッター事情」について伺いました。

 

李さんが「新浪微博」をはじめたのは、中国で出版する著書「日本有病」の宣伝に使ってほしいと出版社から頼まれたのがきっかけなだそうです。当初、大震災に襲われながら必死に頑張っている日本の本当の姿を中国に伝えたいという思いで漢字140字の「つぶやき」を続け、現在のフォロワー数は2万7000を超えているそうです。

高速鉄道事故では、中国政府の対応に対する不満などがリアルタイムに投稿さ

れ、中国政権がこれまで続けてきた言論統制へ変化の兆しをもたらし、当局の

不正に投稿が集まり、爆発的に広まっているそうです。李さん曰く、この中国

版ツイッターは、中国の若者たちのガス抜きになると共に第3のメディアとし

てますます大きな影響力をもつだろうということでした。

 

李小牧HP

http://www.leexiaomu.com/about/