終わりよければ・・・(放送終了)

古着からエタノールを作り出す画期的な仕組み

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年間でリサイクルされることなく処分される古着は100万トン近く。
リサイクル率は2割程度と極めて低い状況ですが、
そんな捨てられていた衣料品からバイオエタノールを生み出す画期的な仕組みがあります。
日本環境設計株式会社の高尾正樹さんにお越しいただきました。

綿繊維は95%がセルロース。酵素をかけると分解されてブドウ糖になり
それを酵母で発酵させるとエタノールが出来るそうです。

いま高尾さんが取り組んでいる「FUKU‐FUKUプロジェクト」。
小売店さんにお客さんから古着を集めてもらい、それをエタノールに
変える。将来的には原料に戻して新しい商品を作ってもらう。
無印良品など6社が賛同してくれてプロジェクトが行われています。

被災地(宮城県女川町)からも、全国から届いた善意(衣類)を
焼却処分したくないのでリサイクルできないかと、要請があったそうです。

いま、古着から作られたエタノールは、愛媛県今治市のプラントで
タオルを作る時の燃料として使われています。
将来は自動車の燃料や、ペットボトルなどプラスチック製品の原料などに使用すれば
循環型社会の形成の一助になるだろうと、夢は広がります!

衣類をエネルギー資源に変える
日本環境設計公式サイトhttp://www.jeplan.co.jp/