終わりよければ・・・(放送終了)

「フランス 食文化と安全性」   ゲスト:ドラ・トーザンさん

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今日のゲストは、日本とフランスの架け橋というパリジェンヌ、国際ジャーナリストにしてエッセイストのドラ・トーザンさんです。

 

日本を愛する国際ジャーナリスト、ドラ・トーザンさんは夏のヴァカンスの間、母国フランスに帰国されていました。そのときフランス各地でワインと食の取材。今日は、その報告とフランスの食の安全性についてお話頂ました。

ドラさんはフランスの西側、スペインとの国境バスク地方へ。バスク地方とは、フランス国内での正式な地方の区切りではなくスペインとフランスの国境の地域を総称する名称。今回、生ハムの工場を見学。伝統的な製法で美味しい生ハムを作っているそうです。

バスク地方の生ハム~「ジャンボンド・バイヨンヌ」はブランド化され、他の地方では作れなくなっています。

 

また、フランスでは食の安全を考え、トレーサビリティもとてもしっかりしているそうです。食品のトレーサビリティとは、農産物や加工食品などの食品が、どこから来てどこへ行ったか「移動を把握できる」こと。

フランスでは、イギリスで発生したBSE問題を受け、1998年から政令(デグレ)によって、農家段階からのトレーサビリティを義務付けました。畜産農家から食肉の加工、販売等の段階までトレーサビリティが確保され、「農場から食卓まで(FROM STABLE TO  TABLE)」の一貫したシステムが確立さているそうですよ。

 

ドラ・トーザンHP

http://www.doratauzin.net/