『音楽マスターピース』では、イタリア・ナポリで生まれた楽器「マンドリン」の
教育機関である「ナポリ・マンドリン・アカデミー」の学長で、「ナポリ・マンドリン・
オーケストラ」のコンサートマスターでもある、マウロ・スクイッランテさんに出演
して頂きました。
今回は、『マンドリンの魅力』と、そのマンドリンが奏でるイタリアの愛の歌
『カンツォーネ』についてお話し頂きました。
マウロ・スクイッランテさんによりますと、「マンドリン」はイタリアのナポリが発祥で、
19世紀から20世紀にかけて、物心ついた子どもたちが最初に手にする楽器だった
そうです。また、軽くて安いことから、イタリア国内では最もポピュラーな楽器の1つと
なりましたが、戦後、音楽ジャンルの多様化などもあり、イタリアで発祥した楽器で
ありながら、「マンドリン」はイタリア国内でも影の薄い楽器となってしまいました。
そうした中、マウロさんが学長を務めている「ナポリ・マンドリン・アカデミー」は、
同アカデミーのアートディレクターのレオナルド・マッサ氏らの尽力で、活動を再開
することになったそうです。
そして、その「ナポリ・マンドリン・アカデミー」の精鋭メンバーを中心に、
「ナポリ・マンドリン・オーケストラ」を編成され、ニューヨーク・ドイツ・
フランス・イギリス・モロッコ・イスラエル・南アフリカなど、世界各地で
マンドリン普及を目指し、演奏を披露されているそうです。
今回は、11月16日に発売になる「ナポリ・マンドリン・アカデミー」のアルバム
『イタリア、愛の歌~永遠のカンツォーネ名曲集~』の中から楽曲を紹介して
頂いたほか、『泣かないで(邦訳)』という曲を特別に生演奏して頂きました。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.サンタルチア / ナポリ・マンドリン・オーケストラ
2.泣かないで(邦訳) / マウロ・スクイッランテ[生演奏]
3.月影のナポリ / ナポリ・マンドリン・オーケストラ
以上の3曲でした。