終わりよければ・・・(放送終了)

12月12日~12月16日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、原田美枝子さん

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12月12日 月曜日 「マーク・レスターに憧れて。」
家族の前ではやんちゃ、外では引っ込み思案という典型的な内弁慶だったという原田美枝子さん。
当時、スクリーンスターだったマーク・レスターさんに憧れ、映画のオーディションにチャレンジします。
しかし、最後の最後で落選してしまいますが、それがきっかけで芸能界へ入ることになります。
原田美枝子さんが芸能界に進むまでのお話です。

12月13日 火曜日 「意外だった原田美枝子のデビュー秘話。」
芸能事務所に入った原田美枝子さん、実は最初、山口百恵さんの対抗馬のアイドルとして売り出す予定だったそうです。
アイドルとして売り出す下準備が進む中、そんなおり、初出演した映画「ともだち」の話が舞い込み、アイドル「原田美枝子」の話が立ち消えてしまったそうです。
また、映画「ともだち」の現場で、長い付き合いとなる俳優「松田優作」さんと出会う事になるのでした。
芸能界デビューから、女優としてスタートを切った頃のお話です。

12月14日 水曜日 「女優 原田美枝子として」
1975年の映画「大地の子守歌」に出演した原田美枝子さん。
この映画でメガホンを握った「増村保造」監督。
大変、原田さんは影響を受けた監督だそうで、女優として、人間としての価値観を変える程だったそうです。
また、俳優「萩原健一」さんからの電話も、自身を見つめ直す出来事だったそうです。
「原田美枝子」さんの女優として、飛躍を遂げるキッカケになったエピソードをお話いただきました。

12月15日 木曜日 「黒澤明監督との思い出」
大スランプの渦中にあった原田美枝子さんに舞い込んだ黒澤明監督の「乱」への出演話。
見事、オーディションに合格し、撮影がスタートします。
撮影も終わりに近づいてきた頃、新しい黒澤映画の話が出てくるのですが、とある理由で、原田美枝子さんは仕事を受けるか悩んでしまいます。
そこで、黒澤明監督に直接相談を持ち掛けるのですが...。
原田美枝子さんと黒澤明監督とのエピソードをお伺いしました。

12月16日 金曜日 「母、原田美枝子 と 松田優作」
3人の母親である原田美枝子さん、松田優作さんのご家族と家族ぐるみのお付き合いがあったそうです。
初めての子供を松田優作さんに見せたとき「殺すなよ」と一言。
この一言で松田優作さんの凄さを改めて思い知ったんだそうです。
また、原田美枝子さんのお書きになった本や、ご出演している映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」についてもお話いただきました。


<原田美枝子>
東京都生まれ。74年に映画「恋は緑の風の中」で主演デビュー。76年「大地の子守唄」「青春の殺人者」に出演、18歳でブルーリボン賞新人賞、キネマ旬報主演女優賞など9賞を受賞。黒澤明監督作品「乱」(85年)、「夢」(90年)にも出演、「火宅の人」(86年)では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、報知映画賞助演女優賞を受賞、「絵の中のぼくの村」(96年)でキネマ旬報主演女優賞、「愛を乞うひと」(98年)では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を始め、数多くの主演女優賞に輝く。さらに2001年、第55回毎日映画コンクール田中絹代賞受賞。そのほかテレビドラマ、舞台など幅広く活躍している。