終わりよければ・・・(放送終了)

4月9日~4月13日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、シンガーソングライターの八神純子さん

kunimaru_yagami.jpg

4月9日 月曜日 「とにかく歌が好きだった子供時代」
1958年、名古屋生まれの八神さん。お父様が会社経営という裕福な家庭で、ピアノや日本舞踊を習い育ちました。特に好きだったのはザ・ピーナッツ。本人たちに会えるラッキーな機会があったこともあり、どんどん音楽にのめりこんでいきました。音楽の道を志すきっかけとなる、少女時代のお話です。

4月10日 火曜日 「メジャーデビューへの道のり」
高校生になり、ヤマハのボーカルスクールに通っていた八神さん。なんとテストの最中に(!)問題用紙の余白に書き込んで、初めて作った曲「雨の日のひとりごと」がポプコンで優秀曲賞を受賞、ヤマハに誘われて上京し20歳で「想い出は美しすぎて」でメジャーデビューを果たします。大ヒットとなる「みずいろの雨」前夜までのお話です。

4月11日 水曜日 「大ヒット曲『みずいろの雨』」
3枚目のシングル「みずいろの雨」。実は、自分の声でなく、岩崎宏美さんの声をイメージして作曲したんだそうです。これが大ヒットし、八神さんは「ザ・ベストテン」等TVにバンバン出て歌うようになります。最初は名物コーナー「スポットライト」に出るのですが、このときも、あの憧れのザ・ピーナッツに関わる、ある人(沢田研二さん)が一緒に出ていました。今日は「みずいろの雨」等ヒットの裏側を語ってくれました。

4月12日 木曜日 「28歳で国際結婚」
イギリス人音楽プロデューサー、ジョン・スタンレーさんと28歳で結婚した八神さん。最初の出会いは一緒に音楽に携わる「同士」でしたが、だんだんと愛に変わっていきました。当初はケンカが絶えなかったという二人。ケンカの原因も「スティービー・ワンダーと森進一はどちらが歌が上手いか」と、さすがミュージシャン同士です。八神さんがリンゴを投げつけるほどのケンカになったとか。この時の怒りがまだ収まらない八神さんです(笑)

4月13日 金曜日 「被災地でのライブ活動」
2001年のテロ事件以来、音楽活動を中断していた八神さんでしたが、2010年にNHKの番組「SONGS」で久々に歌って以来、また意欲が湧いてきたそうです。東日本大震災のニュースをアメリカで聴き、いてもたってもいられなくなり被災地へ何度も足を運び、ライブを精力的に行いました。今年の1月に15年ぶりのアルバム「VREATH」もリリースと、日本での音楽活動も精力的に行っています。これからの抱負も伺っています。

<八神純子>
第8回YAMAHAポピュラー・ソング・コンテストをきっかけに、「思い出は美しすぎて」(78年)でデビュー。続く「みずいろの雨」の大ヒットを皮切りに、「思い出のスクリーン」「パープルタウン」「ポーラスター」などを次々とヒット・チャートにランクイン。
87年には渡米し、プロデューサーのジョン・スタンレーと結婚。現在もロサンゼルスを拠点に育児と両立しながら音楽活動を行っている。