終わりよければ・・・(放送終了)

8月27日~8月31日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、歌手の三田明さん

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8月27日 月曜日 「デビューのきっかけ」
1947年、東京生まれの三田さん。子供の頃は王・長嶋に憧れる野球少年でした。中2の時にテレビのオーディション番組を受けたことから三田さんの運命は一変。「歌は本当に下手だった」そうですが、それを補って余りある「美少年」ぶりで見事合格、「美しい十代」で鳴り物入りのデビューを飾ります。「日本一の美少年(デビュー時のキャッチフレーズ)」がデビューするまでのお話です。

8月28日 火曜日 「歌手と学生生活」
高校1年生でデビューした三田さん。学校に行くと周囲が大騒ぎになって他の生徒が勉強できないから学校に来るなとまで言われていました。見かねた校長先生が、放課後の教室で、マンツーマンで授業をしてくれたそうです。そしてもうひとりの恩師は、「美しい十代」の作曲者・吉田正先生。吉田先生が教えてくれたある言葉を三田さんはずっと、今日まで大切にしています。「スターの学生生活」のお話です。

8月29日 水曜日 「石原裕次郎さんとの出会い」
三田さんの憧れの人はなんといっても石原裕次郎さん。デビュー当時、事務所を通じて手紙を送ったら、すぐに丁寧な返事が来たそうです。その後も「ごめんねチコちゃん」など数々のヒット曲を世に出すのですが、数年後、所属事務所が倒産。多額の借金を背負ってしまった三田さんは返済のためガムシャラに働くことになります。

8月30日 木曜日 「役者への転身」
歌手として壁にぶち当たっていると感じた三田さんは、いったん歌を離れ、ドラマ「長七郎江戸日記」で本格的に役者としての活動を開始します。京都の撮影所で過ごした5年間はとても実りのあるものでした。ある日京都から東京に戻ってきた三田さん、新幹線の東京駅ホームで「ああ、これでまた歌える」と、涙が出てきたそうです。歌うことの楽しさを再確認した時期のお話です。

8月31日 金曜日 「プライベートについて」
三田さんはもと野球少年だけあって、休日は早朝野球を楽しんでいます。そして、意外にも手相占いが得意で著書も出しています。早速野村邦丸の手相をみてもらったのですが、これがいちいち当たっている・・・すごい!来年は芸能生活50周年で予定が目白押しの三田さん、やはり恩師吉田正先生のあの言葉を思い返すそうです。

<三田明>
1947年6月14日生まれ。東京都出身。1962年日本テレビ『ホイホイ・ミュージックスクール』に合格。吉田正に師事、門下生になる。63年ビクターレコードより「美しい十代」でデビュー。64年ごめんねチコちゃんとヒット。写真家・秋山庄太郎に日本一の美少年と絶賛され、アイドル歌手としてのスタートを切る。64年紅白歌合戦に初出場。以後5年連続出場する。83年から5年「長七郎江戸日記」レギュラー出演。93年歌手生活30周年記念アルバム『心の出発』発売。