『おもしろ人間国宝』では、「コの字酒場」探検家の加藤ジャンプさんに
出演して頂きました。
20年以上に渡って「コの字酒場」に通われ、これまでに300軒以上も
巡ってこられたという加藤さんは、「コの字酒場はワンダーランド 呑めば
極楽語れば天国」や「コの字酒場案内」などの著書も出版されています。
そんな加藤さんに普通の酒場と「コの字酒場」の違う点などを伺ったところ、
「コの字という形ゆえにカウンター越しに横、斜め、対岸のお客さんたちと
自然に会話が生まれる。隣の議論に加わってもいいし、黙って1人飲んで
いてもよく、1人で飲んでいても孤独になりすぎない。また、女性1人でも
酔っ払いに絡まれそうになったら店主が守ってくれるので大丈夫」などの
特徴を教えてくださいました。
また、これまでに訪れた中で、特に印象に残っているお店を伺ったところ、
両辺が長く先に行くにしたがって細くなる船の形のようなコの字が特徴で、
カウンターが頬ずりしたくなるほど美しいという「三四郎(錦糸町)」のほか、
大衆酒場と中華そばの2つの暖簾がかかっており、入り口が2つあるにも
関わらず中に入ると同じ店だという「大衆酒場 カネス(江戸川区一之江)」、
長いコの字カウンターと、その幅一杯に張られたメニュー札が印象的という
「ゑびす(四つ木)」などを挙げてくださいました。