『音楽マスターピース』では、旅と音楽をこよなく愛するライターの
栗本斉さんに出演して頂きました。
栗本斉さんは1970年、大阪府のお生まれ。 旅と音楽をこよなく愛する旅人で、
旅と音楽のライター、そして選曲家でいらっしゃいます。2005年1月から2007年
1月まで、知られざる音楽を求めて中南米を旅行され、その2年の間にはブラジル・
アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・チリ・ボリビア・ペルー・エクアドル・コロンビア
・ベネズエラ・トリニダード・トバゴ・パナマ・メキシコ・キューバの合計14カ国を歩かれ
ました。そして、帰国された後は旅と音楽にこだわり、ラジオや機内放送の企画構成
選曲の他、音楽と旅のライター、コンピレーションCDアルバムの企画、ライナーノーツ
の執筆、講演やトークイベント、そして「ビルボードライブ」のブッキング・コーディネーター
などとしてご活動中です。
そんな栗本斉さんは、これまでラジオやコラムなどで、新しいアルゼンチンの音楽を
中心に曲を紹介されて来ましたが、この度その成果を1冊のご著書「アルゼンチン
音楽手帖/Organic Music of Argentina」として著され6月7日(金)に発売されます。
その「アルゼンチン音楽手帖/Organic Music of Argentina」について伺ったところ、
「これまで紹介し続けてきた、新しいアルゼンチン音楽を網羅した書籍で、世界初の
『21世紀以降の新しいアルゼンチン音楽』を紹介するディスクガイドとなっている。
フォルクローレ、ジャズからタンゴ、音響派、エレクトロニカに至るまで、洗練された
セレクトで、ジャンルを超えたラインナップおよそ250枚を厳選。また、旅行・料理・
ファッションなどのコラムも挿入し、多角的にアルゼンチンとその新しい音楽を浮き
彫りにするアルゼンチン音楽入門書となっている」ということでした。
今回はアルゼンチンの音楽の中から、栗本さんがアルゼンチン音楽にのめり込む
きっかけとなったアーティストで、フォルクローレというジャンルなのに、ボサノヴァや
ネオアコを感じるという「アカ・セカ・トリオ」というアーティストのほか、同じくアルゼン
チンのフォルクローレに興味を持たせてくれた人の一人で、伝統的な民謡とエレクト
リックなアレンジとのミックスが斬新だという「マリアナ・バラフ」、タンゴとロックや
エレクトロニカが合体した画期的なアーティストで、リーダーのグスタボは映画音楽
作家としてもオスカーを2度も受賞しているという「バホフォンド」、クラシックに近い
演奏をするフォルクローレの若きギタリストで、現在来日して全国ツアー中だという
「ギジェルモ・リソット」の楽曲を紹介してくださいました。
☆栗本斉さん著書情報
『アルゼンチン音楽手帖/Organic Music of Argentina』
(税込2100円にて、DU BOOKSより6月7日に発売)
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.アドロリード / アカ・セカ・トリオ
2.マルガリータ・イ・アスセナ / マリアナ・バラフ
3.コディゴ・デ・バーラ / バホフォンド
4.クエカ・デ・ラ・リベルター / ギジェルモ・リソット
以上の4曲でした。