終わりよければ・・・(放送終了)

1月20日~1月24日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、俳優の志賀廣太郎さん

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1月20日(月) 「子供のころの話」
兵庫県出身の志賀さん。後に東京都杉並区の浜田山に引っ越します。その時の幼稚園の園長先生と結婚したいと思っていたそうです。ちなみに園長先生は男性。小学校の時の担任の先生が劇団民藝の俳優教室に通っていた関係で、学芸会などでのお芝居は脚本からオリジナル。結構深い芝居を今思えばやっていたそうです。中学、高校と演劇部に所属。卒業が近くなり、どうしようかと考えていたところとあるニュースが飛び込んできました。

1月21日(火) 「役者にならず、演劇の講師に」
俳優座の養成所が桐朋学園に経営移管されると聞いて勢いで入学してしまった志賀さん。入ったらものすごい講師陣で、緊張してしまったそうです。学生時代は演技のことで結構だめだしされたそうです。卒業後、無給で講師の手伝いをしていましたが、あるとき研修である劇団の手伝いをしていたところ、劇団員の愚痴を聞いているうちに、役者への夢が少し冷めてしまい、役者の道から少し外れて演劇の講師になってしまうのでした。

1月22日(水) 「演劇の講師から役者へ」
今でも演劇の講師をしている志賀さん。教え子には南果歩さんがいます。俳優になってから再開した時、先生いつから同業者になったんですか?と言われたそうです。一時は講師や演劇そのものをやめようかと考えた時もあったそうですが、「そうだ、まだ自分は役者をやっていない」と気づいて役者に転向します。とある劇団に酔った勢いで「次の公演に出たい!」と直訴。それが今につながっています。

1月23日(木) 「固い役ばかりではないんです」
ザ・3名様のパフェオヤジでブレイク。ドラマ「ありふれた奇跡」での女装趣味のサラリーマンの役。その時の姿を共演した風間杜夫さんが見て大爆笑。その時の写真をみた邦丸さんも大爆笑です。堅い役も多い中、こういったものも嫌いではないそうです。半沢直樹の第1回目の冒頭での出演についても語っていただきました。時代劇みたいな感じがしたと感想を述べています。

1月24日(金) 「俳優としての生き方」
俳優人生を振り返り、俳優やっていなかったらダメ人間になっていたと思っているそうです。俳優としての生き方、どういう時代に自分はどういった立場をとるのかということをいつも考えなければいけないと常に思っているそうです。できるだけ長く元気に俳優を続けたいと考え、たまには極悪非道の役もやってみたいそうです。

<志賀廣太郎>
1948年生まれ。兵庫県出身。桐朋学園芸術短期大学では演劇講師も務める。1990年に青年団に入団。舞台を中心に活躍。その後、味のある渋い声と確かな演技力で、テレビドラマ、映画、CMなどで名脇役として活躍中。刑事、教師、医者などを演じる事が多い。『THE3名様』のコミカルなパフェおやじ役で注目を集める。ドラマ出演作品は『ハゲタカ』(2007年 NHK総合)、『医龍-Team Medical Dragon2-』(2007年 フジテレビ系)、『アンフェア』(2006年 フジテレビ系)など多数。