終わりよければ・・・(放送終了)

6月30日~7月4日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、女優の藤吉久美子さん

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6月30日(月) 「医者一族に生まれた箱入り娘」
ケラケラと良く笑う明るい藤吉さんは1961年、福岡県のお生まれです。実家は産婦人科医院で、厳格なお父さんでした。中学・高校と陸上部に入っていた藤吉さんは、あることがきっかけでこの厳しいお父さんを激怒させ、泣く泣く陸上部をやめることになってしまいます。これも、後から考えると女優への道が開かれた第1歩なのかもしれません。

7月1日(火) 「NHK朝ドラのヒロインでデビュー」
陸上からダンスに鞍替えした藤吉さん、厳しいお父さんを説得し、大学は大阪芸術大学の舞台芸術学科へ進学します。ここで出会ったのが、旗揚げしたばかりの「劇団☆新幹線」。先輩から劇団の振付担当を引き継いだ時に、女優として舞台にも出て、と頼まれしぶしぶ舞台に出ることになりますがこれが運命の分かれ目!舞台を見に来ていたNHK大阪放送局の人に勧められ、朝の連続テレビ小説のオーディションを受け、見事ヒロインの座を射止めます。

7月2日(水) 「女優としての活動」
藤吉さんはNHK朝ドラのヒロイン終了後、本格的に女優の道を選びます。厳しいマネージャーに鍛えられ、現場では監督さんに鍛えられ、ひたすら頑張っているうちに今日まで来てしまったそうです。2時間サスペンスドラマで、犯人役を演じることが非常に多い藤吉さん。普段こんなに明るいのに、苦労の果てに罪を犯す悲しい犯人役を演じることに葛藤はなかったのでしょうか(笑)2時間ドラマの裏話もお話いただきました。

7月3日(木) 「藤吉久美子さんと家族」
藤吉さんの旦那様は、旅番組等で人気の太川陽介さん。1995年に結婚し、19年になりました。39才で男の子を授かりました。何しろ実家が産婦人科、出産のときのエピソードを話し出すと止まらない藤吉さんです。母になってから、ドラマで演じる母親役にも感情が入りすぎてしまうのだそうです。今日は、間違いなく明るさ100%の、藤吉さんのご家族の話題です。

7月4日(金) 「これからの藤吉久美子さん」
夫婦それぞれに旅番組の仕事が多い藤吉さんと太川さん。プライベートで家族で食事に行っても、
職業病なのか、カメラが回っていないのに「この食感は・・・」とつい感想を述べてしまうのだそうです。藤吉さんが現在出演中の舞台「タクフェス~夕(ゆう)」は、宅間孝行さんが作・演出の話題の作品。宅間さんの演出は、舞台が日々変化していきます。初日と楽日では全く違ったものになることも。是非複数回見てほしいそうです。

<プロフィール>
1961年福岡県出身。1982年 NHK連続テレビ小説『よーいドン』のヒロインでデビュー。主な代表作として、『毛利元就』『ちりとてちん』(NHK)、『報道特捜プロジェクト』『情報ライブミヤネ屋』(NTV)、『温泉へ行こう』『はなまるマーケット』(TBS)、『しのぶ』(CX)、『美食コンシェルジュ』『土曜スペシャル』(TX)などドラマ・バラエティに多数出演。また、『女系家族』(1985)、『お気に召すまま』(90)、『アステアーバイマイセルフ』(1990)、『しぐれ茶屋おりく』(1993)、『赤ひげ診療譚』(94)、『黒猫ときどき花屋』(NHK)、『37歳で医者になった僕』(CX)、『強行帰国』(TBS)、『ほのぼの散歩』(BS11)、映画『津軽百年食堂』などの舞台・ミュージカルにも出演し、硬軟両役をこなす演技派女優として幅を広げる。2009年には自身15年ぶりとなる舞台『ありがとうと言いたくて~椿山課長の七日間~』、『淋しいのはお前だけじゃない』に出演。宅間孝行作品には『くちづけ』『笑う巨塔』に続き 3作品目となる。