終わりよければ・・・(放送終了)

『葛飾・柴又』(後編)

『くにまるジャパン探訪』では前回に引き続き、邦丸さんと伊藤佳子アナが、

「みんなの寅さん」でおなじみ、娯楽研究家の佐藤利明さんにご案内頂き、

映画「男はつらいよ」の聖地としても知られる『葛飾・柴又』を訪れた模様を

お送りしました。

 

今回は、あの錦織圭選手も必勝祈願を行ったという、霊験あらたかな

「帝釈天」の中にある、驚くべき「彫刻ギャラリー」の見学からスタート。

 

こちらには、大正末期から昭和九年にかけ、十数年の歳月をかけて完成

させたという、仏教経典「法華経」の説話を選び出して彫刻した、一枚板の

彫刻が十枚も展示されており、まさに圧巻の光景が広がっています。

 

続いて、一行は本堂の奥に広がる庭園「邃渓園」を拝見することになり、

まずは庭園脇にある「大客殿」という建物へ。 こちらの「大客殿」では、

戦争や関東大震災にも耐えてきたという「日本一の南天の床柱」などを

見ることができます。

 

「大客殿」を見学した後、いよいよ庭園へ。今回は、滅多に入れないという

庭園の内側まで、特別に散策させていただきました。

 

なお、帝釈天のギャラリーと庭園の拝観料は400円となっております。

また、地元のボランティア団体「かつしか語り隊」の皆様によります、

無料のツアーが毎週土曜、日曜の午前10時より、柴又駅前スタートで

行われていますので、ガイド付きでご覧になりたい方は、ご参加下さい。

 

この後、炎天下の探訪で喉がカラカラになった一行は、寅さんゆかりの

食堂「亀家」で"軽い修行"を行い、そして、最後に再び帝釈天に戻り、

6時を告げる鐘の音に耳を傾けつつ、今回の探訪を終えました。